函館山観光モデルコース！夜景で名高い山の登山道で今も残る歴史の軌跡を追う

標高334m、牛が寝そべる姿に似ていることから「臥牛山（がぎゅうざん）」とも呼ばれている函館山。約600種の植物や約150種の野鳥が生息しており、自然を満喫できるハイキングコースとして人気があります。

函館山の頂上までは、函館市街を眺めながら空中散歩を楽しめるロープウェイを利用するのがおすすめです。山麓駅から10分間隔で運行しており、3分ほどで頂上に到着します。また、函館山には御殿山第二砲台跡や千畳敷砲台跡などの戦争遺産も数多く残り、その珍しい環境から北海道遺産にも選定されています。

函館山観光モデルコースで立ち寄るスポットは5つ。各スポットを詳しく見ていきましょう。

戊辰（箱館）戦争、西南戦争、日清戦争、日露戦争、太平洋戦争の戦没者を英霊として祀ります。縁結びの神社としても知られ、地元の人をはじめ観光客も訪れています。

ロープウェイの乗場と一体となっている山頂展望台。3階建ての施設には、売店やレストラン、コンサートホールなども併設されています。季節を問わず観光客で賑わう人気スポットです。

つつじ山駐車場の奥にある御殿山第二砲台跡。1898（明治31）年から4年間かけて造られた5カ所の砲台のひとつです。函館要塞は商業港である函館港を守るために建設されたといわれています。

函館要塞のひとつ。南北に長く、大きく分けて2つ存在したこの要塞には各砲台への攻撃指令を出す戦斗指令所がありました。小高い丘の上に位置しており、津軽海峡や市街を一望できます。

日本で初めて市民参加によって造られた都市公園で、約130年間ほぼ変わらぬ姿を今に残しています。園内には旧函館博物館などの歴史的建造物やこどものくになどの施設があります。