余市観光モデルコース！ウイスキーの聖地を訪ね、街の歴史に触れる海沿いの散歩道

かつてニシン漁で栄えた港町は、今、リンゴやブドウなど果物の産地として果物狩りの観光客で賑わいます。ニシン漁全盛期の建物が街のあちこちに残り、ニシン番屋や昭和初期創業のニッカウヰスキーの工場など、余市の歴史を物語る建造物を巡ることができます。

JR余市駅をスタートする散歩コースは、そんないにしえから現代までを旅するコース。宇宙飛行士・毛利衛さんの出身地であることから造られた宇宙記念館も見どころです。どこにいても潮風を感じながら歩くことができます。

余市観光モデルコースで立ち寄るスポットは5つ。各スポットを詳しく見ていきましょう。

昭和初期の創業から今も現役でウイスキーを造っています。敷地内には、蒸溜所のほか、ウイスキー博物館や創業者・竹鶴政孝とリタ夫人が暮らした邸宅などの古い建物がそのまま残っています。

宇宙記念館に隣接する道の駅では、特産品などを販売。夏には農産品の直売所もオープンします。特産品のほかに約10種類の宇宙食を販売しており、手作りアイスやアップルパイも大人気です。

運上家とは江戸時代、蝦夷地の各地にあった和人とアイヌ民族が交易を行なった場所。今となっては、現存する唯一の運上家がここです。江戸時代の身分制度を顕著に示す造りに注目しましょう。

明治時代、ニシン漁で財を成した福原家が所有していた建築群。母屋や石倉を利用して当時使われていた道具や調度品のほか、写真などを展示しています。明治～大正の空気が感じられます。

港や町内を一望する公園は標高91ｍの高台に位置。大正時代から花見の名所として人々に癒しの場を提供しています。ガラスのピラミッドの温室も見どころのひとつ。気軽な山登りが楽しめます。