洞爺湖観光モデルコース！火山が生んだ静かな湖に感動し、温かい湯でひと休み

2008（平成20）年にはサミットが開催された洞爺湖。中央に中島が浮かぶ、緑深い森と噴煙を上げる活火山に囲まれた湖の風景が美しいエリアです。学術的にも貴重な地質遺産であるとして、2009（平成21）年に国内第1号の「世界ジオパーク」に認定されました。

この地を訪れるなら、有珠山噴火記念公園で湖畔散策を楽しみ、ビジターセンターや火山科学館などでこの土地の知識を蓄えましょう。58基の彫刻作品が並ぶ湖畔は、自然を生かした美術館。手湯や足湯で癒しの時間を過ごすのもおすすめです。

洞爺湖観光モデルコースで立ち寄るスポットは5つ。各スポットを詳しく見ていきましょう。

洞爺湖温泉街の西側に位置する芝生が美しい広場。駐車場やトイレを完備しているので、散歩のスタート地点にはぴったり。ベンチに座って木々の間から青い湖面を眺めましょう。

ビジターセンター1階の床一面には空撮した洞爺湖周辺の写真を展示。周辺の動植物、活火山についての知識を深めることができます。センター内の施設「火山科学館」では、20〜50年の周期で噴火を繰り返す有珠山の火山活動を迫力満点の映像や、実物展示などで紹介しています。

2000（平成12）年に噴火した有珠山。当時の体験を次世代へと伝承し、災害に備えるため遺構として保存した散策路です。熱泥流により押し流された橋や直撃を受けた公営住宅などがそのまま残っています。

2008（平成20）年、洞爺湖湖畔でG8をはじめ、アフリカ諸国など多くの国々の首脳が集まる拡大サミットが開かれ、環境問題など地球規模の議論が展開されました。その功績を展示する記念館です。

中世のお城をイメージした遊覧船「エスポワール」に乗って中島を巡ることができます。湖上から見る羊蹄山や昭和新山、有珠山など雄大な風景を満喫。エゾシカに会えることもあります。