若松観光モデルコース！港沿いに並ぶ建物が石炭に沸いた日々の熱気を伝える

1891（明治24）年、直方と若松間に筑豊興業鉄道（現JR筑豊本線若松線）が開通。これをきっかけに若松は日本一の石炭集積港へと発展しました。

街歩きはそのJR若松駅をスタートし、近代港湾都市の特徴が色濃く残る若松バンド（若松南海岸通り）へ。繁栄を支えた港湾労働者（ごんぞう）の待機所や船会社のビルなど港の風情を味わううちに、洞海湾の空に真っ赤な橋梁を架ける若戸大橋が目の前に現れます。ここからルートは街部を通り高塔山へ。自然探訪や展望台からの眺望とともに、火野葦平の足跡をたどる文学散歩も楽しみなルートです。

若松観光モデルコースで立ち寄るスポットは4つ。各スポットを詳しく見ていきましょう。

1919（大正8）年建築のルネサンス様式の2階建てビル。現在は多目的交流施設として運営され、内部を開放しています。1階の金庫はぜひ見学を。

1913（大正2）年、三菱合資若松支店として建てられました。直線的でシンプルな外観に比べ、吹き抜けに個性的なショップが並ぶ内部は魅力いっぱいです。

芥川賞作家・火野葦平の旧居。『花と龍』をはじめ、多くの作品を執筆した、日当りのいい２階の書斎が残され、資料も展示しています。

標高124mの山頂に広がる公園。火野葦平の文学碑、『万葉集』に詠われた草花を集めた万葉植物園、河童封じの地蔵尊など、見どころもたくさんあります。

時間が許せば立ち寄りたい！若松観光モデルコースのおすすめ立ち寄りスポットを2つご紹介。