蒲郡観光モデルコース！潮の香る海街にかけがえのない自然が息づく

三河湾国定公園の自然に抱かれた蒲郡。潮風を感じながらの散策は、地球と生命の歴史を紹介する、生命の海科学館から始めましょう。ここからマリンロードを東へ進むと、竹島水族館に到着します。さらに竹島橋を渡れば、八百富神社のある竹島です。独自の自然体系が見られる竹島では、のんびりと自然を観察しましょう。

対岸に戻ったら、多くの小説家にゆかりのある海辺の文学記念館で、かつての文人の気分を味わうのがおすすめ。周辺には、海の恵みをいただくレストランや景観が美しい老舗クラシックホテルなどの施設も充実しています。

蒲郡観光モデルコースで立ち寄るスポットは5つ。各スポットを詳しく見ていきましょう。

国内最大級の隕石や、多くの化石などを展示。なかでも海にまつわる地球の歴史についてはとくに深く学ぶことができます。多数の実物展示が好評で、直径1mのマルチメディア地球儀を備えたシアターもあります。

約550種類、5000匹の海水・淡水の水生生物を公開する、ほのぼのとした水族館。展示生物はつねに変化するので、訪れるたびにさまざまな生き物に出会えるはずです。珍しい深海生物に触れられるコーナーもあります。

蒲郡のシンボルともいえる竹島と対岸とを結ぶ橋で、全長は387ｍです。竹島には縁結びの神を祀る八百富神社があり、この橋は“縁結びの橋”と呼ばれています。夫婦やカップルで橋を渡ると縁起が良いとされています。

養和元年（1181）、藤原俊成卿の創建と伝わる神社。開運、安産、縁結びの神である市杵島姫命が祀られています。貴重な暖帯林である竹島全体が神社の境内であり、自然保護の観点から国の天然記念物にも指定されています。

菊池寛や志賀直哉など、大正・昭和期の文人たちに愛された料亭旅館「常磐館」。数多くの作品に描かれた旅館は廃業してしまいましたが、その後、跡地に記念館が建てられました。竹島が眺められる和室も見学可能です。