豊橋観光モデルコース！川端に広がる東海道の宿場町を路面電車が走る

豊川と朝倉川が合流する平野にある豊橋は、東三河の要衝として栄えてきた街。戦国時代には今川、武田、徳川らの攻防の場となり、江戸時代には東海道五十三次の宿場として多くの旅人が往き交いました。当時の町名は「吉田」であり、城跡が「吉田城址」なのはこの所以。

明治・大正期にはロシア正教の布教の場ともなり、その記念碑的建物が今も残っています。見どころは吉田城址周辺に集まっているので、観光スポットを見学したら、気ままに市街を散策しましょう。県で唯一となった路面電車に乗るのも、豊橋ならではの楽しみ方です。

豊橋観光モデルコースで立ち寄るスポットは6つ。各スポットを詳しく見ていきましょう。

明治初期、宣教師・聖ニコライが豊橋にロシア正教を布教。その弟子の日本人神父の叙聖35年を記念し、大正2年（1913）に建造されました。白亜の木造壁に緑の尖塔が美しく、市のシンボルとして愛されています。
※2024年12月末まで保存修理工事、内部見学は2025年4月以降を予定

豊川左岸に広がる約22haもの敷地を持つ緑豊かな公園。吉田城址、美術博物館、陸上競技場、球場など、街の歴史・文化・スポーツ施設が集結しています。毎年10月には「豊橋まつり」の舞台としても盛り上がります。

古代から現代までの市の歴史と文化をたどれる常設展が評判の施設。縄文・弥生時代の出土品、江戸時代の陶磁器、近代日本画と洋画のコレクションなど、興味深い展示が揃っています。豊橋出身の画家・星野眞吾の作品も充実しています。

永正2年（1505）に今橋城として築城。天正18年（1590）、姫路城の大改築で有名な池田輝政が城主となり、拡張と整備を行ないました。現在は本丸跡の北西隅に鉄櫓が復元されています。古い石垣や堀も見どころです。

豊橋市の市制25周年を記念して、昭和6年（1931）に竣工しました。設計は中村與資平氏。大階段、列柱、両脇の階段室とその上の半球ドームが特徴です。講演会、式典、歌謡大会などの市民活動に広く使われています。