更新日: 2024年10月16日
【那覇】壺屋やちむん通りを歩こう! 窯元直営店やセレクトショップで器探し&作品鑑賞
にぎやかな国際通りとはうって変わって、ゆるりとした時間が流れる焼物の産地、壺屋。
ノスタルジックな風情のある「壺屋やちむん通り」を歩きながら、自分好みの器を探したり、やちむんカフェでのんびりしたり。
思い思いにまったりと過ごしましょう。
目次
【那覇】壺屋やちむん通りとは?
琉球石灰岩を敷き詰めた約400mの壺屋やちむん通り。現在も壺屋で作陶する窯元の直営店、セレクトショップなど40店ほどが軒を連ねています。
<所要時間>
通常:2時間
さくっと:1時間
壺屋やちむん通りの店をのぞくだけなら約1時間。すーじぐゎー(路地)散策やカフェブレイクも予定に入れる場合は、2時間ほどみておきたい。
【那覇】壺屋やちむん通りとその周辺を町歩き
すーじぐゎー(路地)や石垣、登り窯、拝所など風情あるスポットが点在する壺屋を歩いてみましょう。
壺屋やちむん通りとその周辺のおさんぽMAP
【壺屋やちむん通りとその周辺を町歩き】焼物の神様を祀る「北ヌ宮(にしぬめー)」
ガジュマルなどの古木に囲まれた拝所で、焼物の神様を祀る。場所は那覇市立壺屋焼物博物館の屋上広場にある。見学自由。
【壺屋やちむん通りとその周辺を町歩き】1970年代まで使われた登り窯「南ヌ窯(ふぇーぬかま)」
琉球王国時代に造られたといわれ、1970年代まで使われた登り窯。閉窯後もどっしりとした風格を漂わせる。見学自由。
【壺屋やちむん通りとその周辺を町歩き】ゆったりとした時間が流れる「いしまち通り(いしまちどおり)」
壺屋やちむん通りをそれた静かなすーじぐゎー。ツタがびっしりとからまる石垣が続き、ゆったりとした時間が流れる。見学自由。
【壺屋やちむん通りとその周辺を町歩き】代々続いた陶工の屋敷と登り窯「新垣家住宅(あらかきけじゅうたく)」
立派な石積みの向こうに、代々続いた陶工の屋敷と登り窯が残る。金~日曜、祝日の13~17時に公開されている。見学無料。
【壺屋やちむん通りとその周辺を町歩き】300年以上現役の共同井戸「東ヌカー(あがりぬかー)」
緑が茂ったガジュマルの大木の下にある現役の共同井戸。300年もの昔、壺屋ができた当初に掘られたと伝わる。見学自由。
【那覇】壺屋やちむん通りで器探しをしよう
伝統的な紋様の器から明るくポップな器まで各店の取り扱いはざまざま。いろいろな店に立ち寄って器選びを楽しみましょう!
【壺屋やちむん通りで器探し】壺屋焼の長い歴史を受け継ぐ老舗窯元「育陶園本店」
壺屋焼の長い歴史を受け継ぐ老舗窯元
6代目窯元が壺屋焼の伝統を今に伝える。伝統の技法や紋様を施したやちむんをはじめ、スタイリッシュな黒釉のシリーズ、シーサーなど種類豊富に商品をそろえる。
育陶園本店
- 住所
- 沖縄県那覇市壺屋1丁目22-33
- 交通
- ゆいレール牧志駅から徒歩15分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 10:00~18:00(閉店)
- 休業日
- 無休(1月1~2日休)
- 料金
- 育陶園の緑釉唐草白抜線彫のデミタスカップ=7150円/育陶園の黒釉唐草線彫の7寸皿=6600円/
【壺屋やちむん通りで器探し】新感覚のやちむんを探すならここ「Craft・Gift ヤッチとムーン」
新感覚のやちむんを探すならここ
伝統柄から独創的な雰囲気のものまで、幅広い作風の器をセレクト。ダイニングやキッチンなどをイメージした店内に、センスよく器がディスプレイされている。
craft・gift ヤッチとムーン
- 住所
- 沖縄県那覇市壺屋1丁目21-9
- 交通
- ゆいレール牧志駅から徒歩15分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 10:00~19:00(閉店)
- 休業日
- 無休
- 料金
- 店オリジナルのつぼっくま=3456円~/眞正陶房の角皿=1814円(小)/沖縄せっけん=各626円/らくがきマグ=2592円/
【壺屋やちむん通りで器探し】オーナーがセレクトした器が並ぶ「craft house Sprout」
オーナーがセレクトした器が並ぶ
古典的な陶器からモダンなデザインの若手作家の作品まで、オーナー・宜保清美さんが選ぶ器は幅広い。紅型のアクセサリーや自然素材の洋服など、センスのよいアイテムもそろえる。
craft house Sprout
- 住所
- 沖縄県那覇市壺屋1丁目17-3ジョトール壺屋 102
- 交通
- ゆいレール牧志駅から徒歩15分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 10:00~19:00(閉店)、水曜は~18:00(閉店)
- 休業日
- 火曜(12月31日~翌1月3日休、臨時休あり)
- 料金
- 「工房ことりの」のことり箸置き=各400円/眞喜屋修さんの湯のみセット=各1980円/カラカラ=2200円(1合)/皿=660円/
【壺屋やちむん通りで器探し】暮らしを豊かにするやちむんがずらり「UTSUWAチャタロウ」
暮らしを豊かにするやちむんがずらり
「Craft・Gift ヤッチとムーン」の姉妹店。県内作家を中心とした陶器、木製品、ガラスなどを扱う。やちむんのアクセサリーや服飾小物もおすすめ。
UTSUWA チャタロウ
- 住所
- 沖縄県那覇市壺屋1丁目8-12
- 交通
- ゆいレール牧志駅から徒歩15分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 10:00~18:30
- 休業日
- 無休
- 料金
- アトリエクッチャネヘアゴム(全13種類)=各1848円/
【壺屋やちむん通りで器探し】やちむんとともに暮らしを楽しむために「guma guwa」
やちむんとともに暮らしを楽しむために
窯元「育陶園」が手がけるブランド。毎日の暮らしをもっとここちよくするための、シンプルで使いやすい“軽やかな器”がコンセプト。日用雑貨も扱っている。
guma guwa
- 住所
- 沖縄県那覇市壺屋1丁目16-21
- 交通
- ゆいレール牧志駅から徒歩15分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 10:00~18:00(閉店)
- 休業日
- 無休(1月1~2日休)
- 料金
- 台付きミニペアシーサー=2200円/シーサー箸置き=990円/キジムナー(小)=3300円(単品価格)/
【壺屋やちむん通りで器探し】こぢんまりとしたスペースでお気に入りの器を探す「うつわスカート」
こぢんまりとしたスペースでお気に入りの器を探す
「Craft・Gift ヤッチとムーン」の姉妹店。作家もののやちむんがメインで、琉球ガラスやオリジナルの器、木製スプーンなどの一点ものもそろう。
【那覇】壺屋やちむん通りで作品鑑賞をしよう
せっかくならやちむんの歴史も学んでみませんか? 沖縄を代表する陶工たちが残した作品や、壺屋焼をはじめとする沖縄の焼物文化に触れることがきます。
【壺屋やちむん通りで作品鑑賞】やちむんのすべてがわかる博物館「那覇市立壺屋焼物博物館」
やちむんのすべてがわかる博物館
土器の時代から現在にいたる沖縄の焼物の歴史のほか、壺屋焼の歴史や、製法・技法など作品を交えながらわかりやすく紹介。戦前、戦後の壺屋の暮らしぶりも知ることができる。
那覇市立壺屋焼物博物館
- 住所
- 沖縄県那覇市壺屋1丁目9-32
- 交通
- ゆいレール牧志駅から徒歩10分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 10:00~17:30(閉館18:00)
- 休業日
- 月曜(休日を除く)(資料整理期間休、12月28日~翌1月4日休)
- 料金
- 一般350円、大学生以下無料(障がい者手帳持参で無料、老人福祉施設入所者無料、その他各種割引・免除あり)
【那覇】壺屋やちむん通り周辺のランチ&カフェスポットはここ
沖縄ならではのメニューが、やちむんの器で登場するカフェでひと休み。壺屋の雰囲気を感じながらのんびり過ごしましょう。
【壺屋やちむん通り周辺でランチ&カフェ】壺屋焼の器でもてなす喫茶店「南窯」
壺屋焼の器でもてなす喫茶店
壺屋に残る唯一の登り窯「南ヌ窯」に隣接し、沖縄伝統菓子のちんぴんやポーポーなどが味わえる。現在、窯は使われていないが、自由に見学できる。
南窯
- 住所
- 沖縄県那覇市壺屋1丁目9-29
- 交通
- ゆいレール牧志駅から徒歩10分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 10:00~18:00(閉店19:00)
- 休業日
- 不定休
- 料金
- お茶セット=700円/ちんぴん=250円/チキンカレー=800円/チキンカレー(ドリンク付)=1200円/
【壺屋やちむん通り周辺でランチ&カフェ】伝統あるぶくぶく茶でゆんたく「うちなー茶屋 ぶくぶく」
伝統あるぶくぶく茶でゆんたく(おしゃべり)
ぶくぶく茶は白米の煮汁とさんぴん茶で作る泡を玄米のお茶に浮かべて飲む伝統茶。この店では飲み方までていねいに教えてくれる。沖縄氷ぜんざいもあり、休憩にぴったり。
うちなー茶屋&ギャラリー ぶくぶく
- 住所
- 沖縄県那覇市壺屋1丁目22-35
- 交通
- ゆいレール牧志駅から徒歩15分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 10:00~18:00(L.O.)
- 休業日
- 水曜
- 料金
- ぶくぶく茶=1080円/
壺屋やちむん通りをゆるりと散策しましょう
大きな木々に癒されたり窯元のお店をのぞいてみたり。やちむんの器でカフェメニューをいただくのもすてきですよね。
のんびりした時間を過ごせる壺屋やちむん通り。
沖縄へお出かけの際にはぜひ足を運んでみてください。
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【筆者】エディターズ
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岡山と沖縄にオフィスを構える、キャリア約30年の編集プロダクションです。旅行情報やタウン情報を中心に約1万件を超える取材や執筆の実績があります。旅行ガイドブック「まっぷるマガジン」や「ことりっぷ」で岡山・四国・沖縄エリアの編集を担当しています。
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