熱海観光モデルコース！老若男女に愛され変わらぬ風情を宿す、関東屈指の温泉街

およそ1300年の歴史を持つという名湯。徳川家康が湯治に訪れ、多くの文人墨客や政財界の要人にも愛されてきました。近年では、モダンな海浜リゾートとしても整備が進んでいます。

定番の名所、お宮の松の近くには、ヤシの並木が揺れる熱海サンビーチが広がります。隣接して欧風リゾートの親水公園もあり、熱海の新しい魅力になっています。温泉街には古い7つの源泉（熱海七湯）が随所で蒸気を上げ、素朴な共同浴場や商店街が温泉場の風情を残しています。文豪が愛した旅館・起雲閣や熱海芸妓見番歌舞練場でも、古き良き熱海に触れられるでしょう。

熱海観光モデルコースで立ち寄るスポットは6つ。各スポットを詳しく見ていきましょう。

尾形光琳作『紅白梅図屏風』など国宝3点、重要文化財65点を含む約3500点を所蔵。東洋美術が中心で、モネの『睡蓮』など西洋作品も揃っています。きらびやかな秀吉の金の茶室も必見です。

白い砂浜にヤシの並木、遠くにホテル群が広がる風景は、まるで海外の高級リゾート。トイレやシャワー（海水浴期間のみ）も完備しています。夜には砂浜一帯がライトアップされ、ロマンティックな雰囲気になります。

熱海サンビーチの隣にある散策スポット。レンガ敷きや石畳のヨーロッパ調の遊歩道が海岸沿いに続いています。マリーナやビーチを望み、夜はムーンテラスがライトアップされます。

1919（大正8）年に実業家・内田信也の別荘として建てられ、1947（昭和22）年から旅館となりました。志賀直哉や谷崎潤一郎、太宰治ら多くの文豪が滞在。現在は廃業し、内部の見学ができます。

日本屈指の芸者街といわれる熱海では、今も250名余の芸者が活躍しています。歌舞練場では練習風景が無料で見学できます。毎週土・日曜には「華の舞」を開催、あでやかな舞踊が披露されます。