更新日: 2024年7月12日
甘楽観光モデルコース!かつての城下町で江戸時代の面影と名水を訪ねて
甘楽観光モデルコースをご紹介!織田氏が統治した城下町の歴史をもつ甘楽。
風情ある武家屋敷の街並に、雄川堰の流れが趣を添えます。
目次
甘楽観光モデルコースの特徴
鎌倉時代から小幡氏の拠点として栄えた甘楽。1615(元和元)年に織田信長の次男・信雄がこの地に入封したのを機に城下町が整えられ、幕末に松平氏の所領となるまで、8代152年にわたり織田氏の統治が続きました。
その面影は今も健在です。信雄が整備した雄川堰の水が街中を縫うように流れ、松浦家や高橋家などの伝統的な武家屋敷が往時と変わらない情緒を醸しています。とくに中小路周辺は昔ながらの景観が残り、のんびり散策するのに最適です。国指定名勝の楽山園も素晴らしく、雄大な山々を借景とした優雅な庭園美が目を奪います。
甘楽観光モデルコース情報
歩数:5950歩
所要時間:1時間14分
消費カロリー:171kcal
※あくまでも目安の数値となります
甘楽観光モデルコースの必見スポット
甘楽観光モデルコースで立ち寄るスポットは5つ。各スポットを詳しく見ていきましょう。
スタート:道の駅 甘楽
10分
1.雄川堰
21分
2.龍門寺
9分
3.松浦家
15分
4.武家屋敷地区
5分
5.国指定名勝 楽山園
14分
ゴール:道の駅 甘楽
1.人々の生活を支えた疏水「雄川堰」
稲含山から流れる雄川を水源とする人工水路。織田信長の次男・信雄によって整備され、生活用水や灌漑用水として利用されてきました。先人たちの高度な水利技術がうかがえます。
2.長寿の神様が祀られた寺「龍門寺」
七福神のひとりである寿老人を祀る寺院。寿老人は中国の長寿の神として知られ、松平氏が領内の平和と人々の長寿を願って祀ったと伝えられています。本堂前には長いひげを垂らして杖を持った寿老人像が立っています。
住所:群馬県甘楽郡甘楽町小幡1074
営業時間:境内自由
3.小堰が流れる庭園が見事「松浦家」
江戸後期に建てられた木造2階建て、寄棟造りの武家屋敷。敷地内に引き込んだ小堰が庭園の中央を流れ、背後の山々が借景として巧みに生かされています。
住所:群馬県甘楽郡甘楽町小幡734-1
営業時間:外観のみ見学自由
4.城下町の情緒を感じる街「武家屋敷地区」
小幡藩の城下町として栄えた歴史の面影が残る地区。道幅約14mに及ぶ中小路の両側に伝統的な武家屋敷が並び、美しい白壁や石垣が風情あふれる景観を形成しています。
住所:群馬県甘楽郡甘楽町
営業時間:見学自由
5.贅を尽くした大名庭園「国指定名勝 楽山園」
織田信長の次男・信雄がこの地に城下町を築く際に手がけた池泉回遊式庭園。京都から一流の名匠を招き、7年の歳月と数万両の費用を投じて造られました。群馬県に唯一残る大名庭園で、国の名勝に指定されています。
国指定名勝「楽山園」
- 住所
- 群馬県甘楽郡甘楽町小幡648-2
- 交通
- 上信電鉄上州福島駅からタクシーで10分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~16:30(閉園17:00)、11~翌2月は15:30(閉園16:00)
- 休業日
- 無休(12月29日~翌1月1日休)
- 料金
- 入園料=大人300円、中学生以下無料/年間パスポート=1000円/(20名以上の団体は250円、障がい者手帳持参で同伴者1名無料、団体客随行乗務員は無料)
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