大多喜観光モデルコース！房総の城下町には往時をしのばせる趣ある街並が広がる

房総の小江戸として知られる大多喜。かつて、徳川四天王のひとり、本多忠勝が大多喜城を築城した歴史を持ち、地域全体が歴史や文化を生かした街づくりを進めています。都心から日帰りで観光できる場所であり、大自然が楽しめる養老渓谷も近いことから、気軽に散策に訪れる観光客も多くいます。

散策コースは、いすみ鉄道を見ながら、まずは千葉県立中央博物館 大多喜城分館へ向かいます。歴史や史跡に触れたあとは、江戸時代の風情を今に伝える城下町を歩き、大多喜城主ゆかりの夷隅神社や、国の登録有形文化財に指定されている大屋旅館、渡辺家住宅を訪ねてみましょう。

大多喜観光モデルコースで立ち寄るスポットは6つ。各スポットを詳しく見ていきましょう。

大多喜駅を降りると、まず最初に目に入る観光案内所。大多喜町周辺の最新情報を収集しておきましょう。

千葉県指定史跡「上総大多喜城本丸跡」に建てられた城郭様式の特色ある博物館。館内には房総の中世から近世の武家社会に関する歴史や生活状況がわかる刀剣や鎧、調度品、古文書などの資料が展示されています。

歴代大多喜城主の崇敬を集め、江戸時代末期の建物と伝えられている神社。通称牛頭（ごず）天王宮と呼ばれ、権現造りの社殿を中心に、700坪以上の敷地が広がっています。

江戸時代から旅籠として営業している、国指定の登録有形文化財。木製の下駄箱や長火鉢など、当時の商人宿としての面影をしのばせています。映画やドラマのロケ地としても有名です。

村上藩主松平家の家臣として郡奉行を務めた豪商・渡辺家の住宅。1849（嘉永2）年建造の2階建て寄棟造り。国の重要文化財に指定されています。