更新日: 2023年6月23日
平和祈念公園&ひめゆり平和祈念資料館の見どころナビ!訪れる前に知っておきたいことを解説します
平和祈念公園は、第二次世界大戦最後の地上戦の舞台であり、沖縄戦最大の激戦地となった糸満市摩文仁にある美しい公園。
青い海を望み、花と緑に彩られた約40haもの広大な園内には鎮魂、祈り、平和をテーマに、国立沖縄戦没者墓苑や、沖縄戦の資料を展示する資料館などが点在しており、年間100万人以上が訪れる場所です。
ひめゆり学徒の鎮魂と平和を願う施設、ひめゆり平和祈念資料館もめぐってみましょう。
平和祈念公園を訪れる前に知っておきたいコト
園内バス情報
100円バスが運行
広い敷地内をめぐるなら、100円で1日乗り放題の園内EVバスが便利。運転手がルート上の施設について簡単に説明してくれる。土・日、祝日のみ。
公園ガイドの案内でめぐる
沖縄戦の教訓を正しく次世代に語り継ぐ活動をしている、沖縄平和祈念資料館友の会が案内。
098-997-3844
(沖縄県平和祈念資料館、ガイドに関する問い合わせは水曜13:00~16:00)
料 金
60~90分 5000円
2時間 7000円
観光でめぐるなら
所要時間 通常2時間(さくっと1時間)
公園内には有料の施設もあり、沖縄県平和祈念資料館は約40分、沖縄平和祈念堂は15~20分くらいで見学できる。広大な園内での移動時間も考慮しながら散策しよう。
【平和祈念公園 】知っておきたいキーワード
沖縄戦
第二次世界大戦末期の1945年3月26日に沖縄諸島に上陸したアメリカ軍と旧日本軍との間で始まった日本国内最大規模の地上戦。両軍および民間人の戦没者は20万人余りといわれている。
慰霊の日
沖縄戦の犠牲となった戦没者を追悼する日。沖縄県では6月23日を「慰霊の日」と制定、役所や学校などは休日となる。平和祈念公園内では、沖縄全戦没者追悼式が行なわれ、正午に黙祷が捧げられる。
【平和祈念公園 】沖縄県平和祈念資料館
館内2階の展示室では、沖縄の歴史から始まり、沖縄戦の過程や実際の様子を立体地図や映像などで展示。戦後の収容生活や米軍統治時代など沖縄が歩んできた軌跡を紹介している。
沖縄県平和祈念資料館
- 住所
- 沖縄県糸満市摩文仁614-1
- 交通
- 那覇バスターミナルから琉球バス交通83番玉泉洞線玉泉洞駐車場行きで41分、玻名城入口で琉球バス交通82番玉泉洞・糸満線糸満バスターミナル行きに乗り換えて9分、平和祈念堂入口下車、徒歩3分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~17:00(閉館、2階常設展示室は~16:30)
- 休業日
- 無休(12月29日~翌1月3日休、展示替え期間休)
- 料金
- 入館料=大人300円、小人150円/(団体20名以上は大人240円、小人100円、障がい者手帳持参で無料)
【平和祈念公園 】平和の火
沖縄戦で米軍初上陸の地、座間味村阿嘉島で採取した火に、被爆地である広島市の「平和の灯」と長崎市の「誓いの火」を分けてもらい合火。思いを込めた火をともす。
【平和祈念公園 】平和の礎
国籍や軍人、民間人の区別なく沖縄戦の犠牲になった24万人余りの名前を刻んだ刻銘碑。平和の広場を中心にして、放射状に配置されており、慰霊の日には多くの遺族が献花に訪れる。
平和の礎(平和祈念公園内)
- 住所
- 沖縄県糸満市摩文仁444
- 交通
- 那覇バスターミナルから琉球バス交通83番玉泉洞線玉泉洞駐車場行きで41分、玻名城入口で琉球バス交通82番玉泉洞・糸満線糸満バスターミナル行きに乗り換えて9分、平和祈念堂入口下車、徒歩3分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 8:00~22:00(閉園)
- 休業日
- 無休
- 料金
- 無料
平和祈念公園
- 住所
- 沖縄県糸満市摩文仁444
- 交通
- 那覇バスターミナルから琉球バス交通83番玉泉洞線玉泉洞駐車場行きで41分、玻名城入口で琉球バス交通82番玉泉洞・糸満線糸満バスターミナル行きに乗り換えて9分、平和祈念堂入口下車、徒歩3分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 8:00~22:00(閉園)
- 休業日
- 無休(沖縄県平和祈念資料館は12月29日~翌1月3日休)
- 料金
- 入場料=無料、沖縄平和祈念堂、沖縄県平和祈念資料館は別料金/
【沖縄南部】ひめゆりの塔・ひめゆり平和祈念資料館
ひめゆり学徒の鎮魂と平和を願う
平和祈念公園から車で10分
ひめゆりの塔は、沖縄戦で亡くなった、ひめゆり学徒のための慰霊碑。2021年にリニューアルオープンした資料館では、生徒の戦場での持ち物などの実物資料、生存者の証言映像や手記などを通して、戦争や平和について知り、学ぶことができる。
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【筆者】エディターズ
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岡山と沖縄にオフィスを構える、キャリア約30年の編集プロダクションです。旅行情報やタウン情報を中心に約1万件を超える取材や執筆の実績があります。旅行ガイドブック「まっぷるマガジン」や「ことりっぷ」で岡山・四国・沖縄エリアの編集を担当しています。
旅好きな全スタッフがさまざまなアンテナを張りめぐらして情報を収集・編集し、「思わず旅に出たくなる」記事をお届けしていきます。