更新日: 2024年11月14日
世界遺産【斎場御獄】 琉球最高の聖地!神話の舞台
琉球王国時代の神話や伝説が多く残る南部。なかでも斎場御嶽は格式の高い聖地で、神秘的な空気を体感できるマストスポットだ。
【沖縄南部】斎場御嶽について知ろう
今なお崇拝される沖縄本島随一の聖地
数百とも数千ともいわれる沖縄の御嶽(うたき)のなかで最も格式が高く、琉球王国の祭祀の場だった斎場御嶽。琉球創世の神、アマミキヨが国始めにつくったといわれる。亜熱帯の植物が生い茂るなか、忽然と現れる巨石は圧巻で、場内はおごそかな空気が漂う。
所要時間 通常50分 さくっと30分
主要拝所6か所を歩いてめぐるだけならあっという間だが、場内に入る前に「緑の館・セーファ」でマナーアップビデオを見てから、約50分かけて見学することがおすすめ。
聖地でのマナー
●騒がず静かに
大声での会話は慎み、ほかの人の祈りをじゃましないように
●石や植物を持ち去らない
御嶽や拝所にあるものは、たとえ石ひとつでも持ち帰ってはいけない
【沖縄南部・斎場御嶽】寄満(ゆいんち)
かつて豊穣を祈願した場所。戦前まで吉兆を占う馬の形をした石があったといわれている。
【沖縄南部・斎場御嶽】大庫理(うふぐーい)
巨岩の前に平石を敷きつめたところ。代々、聞得大君の就任儀式はここを中心に御嶽内で行なわれた。
【沖縄南部・斎場御嶽】三庫理(さんぐーい)
御嶽の最も奥にある拝所。2枚の巨石が寄り添うようにしてできた、三角形の空間の突きあたり。
【沖縄南部・斎場御嶽】チョウノハナ
三庫理の一角の岩壁で、ここに神が降臨するといわれている。 15の香炉の数は歴代聞得大君と同じ。
【沖縄南部・斎場御嶽】シキヨダユルアマガヌビー・アマダユルアシカヌビー
2本の鍾乳石からしたたり落ちる聖なる水。下に水を受け止める壺が置かれている。
斎場御嶽
- 住所
- 沖縄県南城市知念久手堅539
- 交通
- 那覇空港自動車道南風原北ICから国道329・331号を知念方面へ車で16km
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~17:30(閉場18:00)、11月~翌2月は~17:00(閉場17:30)、チケット販売(南城市地域物産館)~17:15、11月~翌2月は~16:45
- 休業日
- 無休(旧暦5月1~3日休、旧暦10月1~3日休)
- 料金
- 大人300円、小・中学生150円(団体20名以上は大人200円)
【沖縄南部】斎場御嶽入口はココ!
【沖縄南部・斎場御嶽】緑の館・セーファ
斎場御嶽の見学についてのマナーを映像で確認してから御嶽へ。館内にトイレや休憩所がある。
【沖縄南部・斎場御嶽】ガイドウォークも実施
事前予約制のガイドウォークを利用すると、より理解が深まると好評。入場券購入と申し込みは南城市地域物産館併設の券売所で行う。
集合時間 要電話確認
所要 約50分
集合場所 緑の館・セーファ前
料金 10名まで2000円
空いていれば当日予約も可能
【沖縄南部・斎場御嶽】まずはココで入場券を!
【沖縄南部・斎場御嶽】南城市地域物産館
斎場御嶽入場券売場を併設している物産館。南部のおみやげがそろうほか、海を望むカフェを備える。
南城市地域物産館
- 住所
- 沖縄県南城市知念久手堅539南城市地域物産館
- 交通
- 那覇空港自動車道南風原北ICから国道329・331号を知念方面へ車で15km
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~18:00(閉店、店舗により異なる)
- 休業日
- 荒天時
- 料金
- 斉場御嶽黒糖塩まんじぅ=1380円/EMアイスクリーム=300円/EMミルクソフト=400円/もずく佃煮=560円/せーいかマース煮=540円/タームパイ=230円/アップルパイ=230円/
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【筆者】エディターズ
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岡山と沖縄にオフィスを構える、キャリア約30年の編集プロダクションです。旅行情報やタウン情報を中心に約1万件を超える取材や執筆の実績があります。旅行ガイドブック「まっぷるマガジン」や「ことりっぷ」で岡山・四国・沖縄エリアの編集を担当しています。
旅好きな全スタッフがさまざまなアンテナを張りめぐらして情報を収集・編集し、「思わず旅に出たくなる」記事をお届けしていきます。