

更新日: 2025年3月6日
函館の元町レトロをレトロ散歩しよう 必見の教会&倉庫群はこちら
函館を代表する観光エリア・元町は、異国情緒漂う街並みが魅力。
この元町での観光は、教会や洋館などの建物ウォッチングがメイン。
各建物の歴史を学んでから、その建築物を見るとさらにおもしろい。
※掲載の情報は取材時のものです。お出かけの際は最新の情報をご確認ください。
目次
◆さくっとナビ◆
どれくらいかかる? 3時間
いつ行く? 通年
雨の日はどうなる? 傘が必須
散策のおともに「函館まちあるきマップ」を活用しよう!
さまざまなテーマごとに街の魅力を紹介している。観光案内所などで配布しており、ホームページでのダウンロードも可能だ。全26コース。http://www.hakobura.jp/course/
函館ハリストス正教会
「ガンガン寺」の 愛称で親しまれる 日本最古のロシア正教会
安政6(1859)年、初代ロシア領事館の付属聖堂として建てられたのが始まり。聖堂内には約70枚のイコン(イエス、聖人や聖書などにおける出来事などを描いた画像)が飾られており、おごそかな雰囲気が漂う。
内部見学OK 内部撮影NG
大正5(1916)年築
明治期に焼失し、ロシア風ビサンチン建築で再建
函館ハリストス正教会
- 住所
- 北海道函館市元町3-13
- 交通
- JR函館本線函館駅から市電十字街方面行きで5分、十字街下車、徒歩15分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 10:00~16:00(変更の可能性あり)、日曜は13:00~
- 休業日
- 不定休(教会行事による臨時休あり、12月26日~翌3月末は聖堂拝観を休止)
- 料金
- 館内見学(献金として)=大人200円、中学生100円/
チャチャ登り
眺めるならココから
「チャチャ」とはアイヌ語でおじいさんという意味。キリスト教のおもな宗派であるカトリック、プロテスタント、正教会の建物が一度に見られる珍しい場所。
チャチャ登りから見える3つの教会
カトリック元町教会
石畳の大三坂に映える荘厳な建物
フランス人宣教師のメルメ・デ・カションが、江戸時代末に仮聖堂を建てたのが始まり。内部の祭壇は、ローマ法王ベネディクト15世から贈られた貴重なもの。屋根の上にある風見鶏が建物の目印。
内部見学OK 内部撮影NG
大正12(1923)年築
明治期に焼失し、再建と同時に高さ33mの大鐘楼を建立
カトリック元町教会
- 住所
- 北海道函館市元町15-30
- 交通
- JR函館本線函館駅から市電十字街方面行きで5分、十字街下車、徒歩10分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 10:00~16:00(閉会、日曜は午後のみ)
- 休業日
- 無休(年末年始休、見学は礼拝・聖堂使用による臨時休あり)
- 料金
- 無料
八幡坂
函館湾を見下ろす名物坂
函館を象徴する坂。名称は、かつて函館八幡宮があったことに由来する。函館湾を一望できる眺めと、坂の両側にある並木の組み合わせが美しい。遠くには「函館市青函連絡船記念館摩周丸」も見える。
旧函館区公会堂(函館市重要文化財)
明治時代の面影を残す豪奢な建物
豪商・相馬哲平の巨額の寄付により建てられた木造洋館。大理石の暖炉を備えた貴賓室やシャンデリアなど、明治期の華やかさを残す内部は必見。大正天皇が皇太子時代に宿泊所として利用した。
内部見学OK 内部撮影OK
明治43(1910)年築
左右対称のコロニアル様式で、和の要素を含む洋風建築
旧函館区公会堂(函館市重要文化財)
- 住所
- 北海道函館市元町11-13
- 交通
- JR函館本線函館駅から市電函館どつく前行きで10分、末広町下車、徒歩7分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~17:30、土~月曜は~18:30(11~翌3月は~16:30)
- 休業日
- 無休(臨時休あり、4月15日、11月19日、12月31日~翌1月3日休、翌1月21日休)
- 料金
- 入館料=300円、大学生以下150円/衣装レンタル(30分)=2500円~/
ハイカラ衣裳館
こんな体験も
クラシックなドレスを着て記念写真撮影ができる(別途1000円)。
ヘアセットやメイク(別途1000円)もしてくれる
ハイカラ衣裳館
- 住所
- 北海道函館市元町11-13旧函館区公会堂
- 交通
- JR函館本線函館駅から市電函館どつく前行きで7分、末広町下車、徒歩7分
- 営業期間
- 3月1日~12月25日
- 営業時間
- 9:00~16:30、4~10月は~17:00
- 休業日
- 期間中不定休、5~8月は無休(年末年始休、点検期間休)
- 料金
- 衣裳1着=1000円(20分)/ヘアメイク=1000円(希望者のみ)/(公会堂入館料別大人300円、学生150円)
旧相馬邸
函館港が一望できる豪商の邸宅
豪商・相馬哲平が明治期に建てた一部2階建ての邸宅。館内や土蔵ギャラリーでは、約280年前の江差屏風、アイヌ絵巻のほか、榎本武揚、西郷隆盛、幕末三舟掛け軸などの貴重な展示品が見られる。
内部見学OK 内部撮影OK
明治41(1908)年築
豪華な意匠が施されている和洋折衷の建物で、函館最古の住宅
旧相馬家住宅
- 住所
- 北海道函館市元町33-2
- 交通
- JR函館本線函館駅から市電函館どつく前行きで8分、末広町下車、徒歩7分
- 営業期間
- 4月下旬~11月上旬
- 営業時間
- 9:30~16:30
- 休業日
- 期間中水・木曜
- 料金
- 900円
函館市旧イギリス領事館
開港の歴史を伝える記念館
イギリス政府が設計したコロニアル様式の建物。レンガ造りで外壁には漆喰が施されている。昭和9(1934)年までイギリス領事館として機能し、現在は函館開港の歴史を伝える記念館となっている。
内部見学OK 内部撮影OK
大正2(1913)年築
度重なる火災のあと再建され、領事館として使われる
函館市旧イギリス領事館
- 住所
- 北海道函館市元町33-14
- 交通
- JR函館本線函館駅から市電函館どつく前行きで8分、末広町下車、徒歩5分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~18:30(閉館19:00)、11~翌3月は9:00~16:30(閉館17:00)、スーベニアショップは10:00~16:00、ティールームは10:00~16:00(L.O.15:00)
- 休業日
- 無休(年末年始休)
- 料金
- 入館料=大人300円、小・中・高・大学生150円/(障がい者手帳持参で本人と介護者2名まで無料、市内在住の65歳以上は証明書持参で半額)
ヴィクトリアンローズティールーム
カフェあります
イギリスから取り寄せた調度品を配したカフェで本場の紅茶が味わえる。
アフタヌーンティーセットのオーダーは2名から
ティールーム ヴィクトリアンローズ
- 住所
- 北海道函館市元町33-14
- 交通
- JR函館本線函館駅から市電函館どつく前行きで8分、末広町下車、徒歩5分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 10:00~17:00(閉店18:00)
- 休業日
- 不定休、函館市旧イギリス領事館の休みに準じる
- 料金
- アフターヌーンティーセット=2800円(2名様からオーダー可)/クリームティーセット=1200円/
元町の古民家カフェ
まるたま小屋
カトリック元町教会から徒歩3分
築80年以上もの古民家を利用。ピロシキや本格ボルシチなどのおもにロシア料理を提供。
ロシア・東欧雑貨も販売
まるたま小屋
- 住所
- 北海道函館市元町2-3
- 交通
- JR函館本線函館駅から市電十字街方面行きで5分、十字街下車、徒歩10分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 11:00~18:00(閉店)
- 休業日
- 火・水曜
- 料金
- 焼きピロシキセット=750円~/ドリンクセット=600円~/ボルシチセット=750円~/
茶房 菊泉
カトリック元町教会からすぐ
大正時代の酒問屋の別宅を利用した甘味処。レトロな空間で自家製甘味を味わおう。
店内に囲炉裏が残されている
右・とうふ白玉パフェ
茶房 菊泉
- 住所
- 北海道函館市元町14-5
- 交通
- JR函館本線函館駅から市電函館どつく前行きで8分、末広町下車、徒歩5分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 10:00~17:00(閉店17:30)
- 休業日
- 木曜、祝日の場合は営業(要HP確認)
- 料金
- 自分で焼くおだんごのセット(ドリンク付き)=1380円/自分で焼くおにぎりのセット(ドリンク付き)=1380円/アイスクリームと最中のセット(ドリンク付き)=1030円/ぜんざいと最中のセット(ドリンク付き)=1030円/昔ながらのクリームソーダ=650円/
甘味処・生活骨董 函館 きんぎょ茶屋
旧イギリス領事館から徒歩3分
築100年以上の民家を利用した和風カフェ。十勝小豆を使った甘味、軽食メニューも豊富。
羽衣セット
天井や土間はそのまま利用
甘味処・生活骨董 函館 きんぎょ茶屋
- 住所
- 北海道函館市末広町20-18
- 交通
- JR函館本線函館駅から市電函館どつく前行きで8分、末広町下車すぐ
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 10:00~17:30(閉店18:30)、冬期は~16:30(閉店17:00)
- 休業日
- 不定休(年末年始休)
- 料金
- 羽衣セット=810円/(60歳以上割引あり、シニアセット500円(サンドイッチとドリンクのセット))
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【筆者】まっぷるマガジン編集部
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