更新日: 2024年2月15日
嵐山・嵯峨野のおすすめ&穴場の観光スポットをご案内
四季折々の美景を感じることができる嵐山。
雄大な自然美や、世界遺産に指定されている名庭などが観光できると、国内外問わず多くの人が訪れます。
こちらの記事では、超定番以外だけど、嵐山でぜひ訪れてほしい社寺や名所をご案内します。
目次
嵐山の定番観光スポットといえばこの3スポット!
嵐山の定番観光スポット 渡月橋
格別の趣を感じる名勝・嵐山のシンボル
大堰川(桂川)に悠然と架かる全長155mの橋で、平安前期にはすでに存在していたといわれている。嵐山のランドマーク的な存在の橋は、春の桜や、夏の新緑の景色も素晴らしいが、紅葉に包まれる姿は格別の美しさだ。
嵐山の定番観光スポット 天龍寺
日本初の国の史跡・特別名勝に選ばれた名庭
臨済宗天龍寺派の大本山で足利尊氏が後醍醐天皇の菩提を弔うために建てた寺。開山は夢窓疎石。尊氏と後醍醐天皇は、鎌倉幕府を倒すためにともに戦った間柄。しかしのちに南朝と北朝に分かれて戦うことになった。莫大な建立費用に中国・元との貿易で得た収入を注ぎ込んだため、元との貿易船は「天龍寺船」と呼ばれた。夢窓疎石作と伝えられる曹源池庭園が創建当時の面影を伝える。法堂の天井には、1997(平成9)年に日本画の巨匠、加山又造が描いた八方睨みの『雲龍図』があり、今にも舞い降りてきそうな迫力で圧倒する。
嵐山の定番観光スポット
幻想的な小道を歩けばほっこりリラックス
すがすがしい竹の香りや深い緑に包まれた幻想的な空間は、嵐山を代表する風景。映画やドラマの撮影に登場することも多い道で、雰囲気が増す早朝や夕暮れに訪れるのがおすすめ。
嵐山でおすすめの観光スポット 大河内山荘庭園
時代劇スターの山荘を愛でる
丹下左膳をはじめ、数々の時代劇で人気を集めた大河内伝次郎の元別荘。約2万㎡の回遊式庭園があり、雄大な眺望が素晴らしい。
大河内山荘 庭園
- 住所
- 京都府京都市右京区京都府京都市右京区嵯峨小倉山田淵山町8
- 交通
- JR嵯峨野線嵯峨嵐山駅下車、徒歩15分 / 嵐山電鉄嵐山本線嵐山駅下車、徒歩15分 / 市バス野々宮下車、徒歩10分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~17:00(閉門)
- 休業日
- 無休
- 料金
- 入山料(抹茶菓子付)=大人1000円、小・中学生500円/(30名以上の団体は大人900円、小・中学生500円、障がい者手帳持参で割引あり)
嵐山でおすすめの観光スポット 常寂光寺
定家の山荘跡と伝わる古寺
小倉山山麓に建つ日蓮宗の寺。本尊に十界大曼荼羅を祀る。重要文化財の多宝塔は檜皮葺きで、和様と禅宗様の両方の様式を取り入れたもの。
嵐山でおすすめの観光スポット 二尊院
秋には紅葉が参道を覆う
釈迦如来、阿弥陀如来の2体の本尊を祀る寺院。伏見城の遺構と伝わる総門から本堂までの参道は、「紅葉の馬場」と呼ばれ、約150mの道が紅葉に包まれる。
二尊院
- 住所
- 京都府京都市右京区嵯峨二尊院門前長神町27
- 交通
- 嵐電嵐山本線嵐山駅から徒歩15分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~16:30(閉門)
- 休業日
- 無休
- 料金
- 大人500円、小学生以下無料(30名以上の団体は1人450円、障がい者手帳持参で無料)
嵐山でおすすめの観光スポット 落柿舎
『嵯峨日記』が書かれた静かな庵
松尾芭蕉の門下で、芭蕉十哲に数えられる向井去来が晩年を過ごした草庵。芭蕉はここで『嵯峨日記』を記した。境内に芭蕉門下の句碑が立つ。
落柿舎
- 住所
- 京都府京都市右京区嵯峨小倉山緋明神町20
- 交通
- 嵐電嵐山本線嵐山駅から徒歩15分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~17:00(閉庵)、1・2月は10:00~16:00(閉庵)
- 休業日
- 水曜(12月31日~翌1月1日休)
- 料金
- 一般300円、中・高校生150円、小学生以下無料(5名以上の団体は一般200円、障がい者手帳持参で本人のみ無料)
嵐山でおすすめの観光スポット 清凉寺(嵯峨釈迦堂)
光源氏のモデル源融の山荘跡
本尊で国宝の釈迦如来像は、若き日の釈迦の姿を彫ったものと伝えられ、一般に嵯峨釈迦堂の名で親しまれる浄土宗の寺。4月上旬に行なわれる、嵯峨大念仏狂言は京の三大念仏狂言のひとつ。
清凉寺
- 住所
- 京都府京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町46
- 交通
- 嵐電嵐山本線嵐山駅から徒歩15分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~16:00(閉門)、4・5・10・11月は~17:00(閉門)
- 休業日
- 無休
- 料金
- 本堂拝観料=大人400円、中・高校生300円、小学生200円/霊宝館入場料と本堂拝観料セット=700円/(障がい者手帳持参で拝観無料)
嵐山でおすすめの観光スポット 旧嵯峨御所大本山大覚寺
平安時代から続く風光明媚な姿
嵯峨天皇の離宮が前身の門跡寺院で、真言宗大覚寺派の本山。いけばな嵯峨御流の発祥地で総司所でもある。宸殿にある狩野山楽筆の『牡丹図』、『紅白梅図』が見事。秋は伝統のある嵯峨菊が可憐に咲き誇る。
大覚寺
- 住所
- 京都府京都市右京区嵯峨大沢町4
- 交通
- JR京都駅から電車で約17分、JR山陰本線嵯峨嵐山駅下車。嵯峨嵐山駅から徒歩約20分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~17:00(閉門)、受付は~16:30
- 休業日
- 無休(寺内行事時は臨時休あり)
- 料金
- お堂エリア500円、大沢池エリア300円(障がい者手帳持参で拝観料無料)
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【筆者】まっぷるマガジン編集部
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