更新日: 2023年11月22日
銀閣寺のおすすめ参拝コースと見どころをチェック!東山麓に静かに佇む風雅な建物を見に行こう
銀閣寺のおすすめ参拝コースと見どころをご案内します。
銀閣寺の正式な寺号は慈照寺。
室町幕府8代将軍・足利義政が、祖父義満の造った北山殿(金閣寺)にならって建立した山荘、東山殿が前身で義政の遺言により寺となりました。
華やかな金閣寺に比べ、侘びさびの世界を表現した銀閣寺には静かな気品が感じられます。
名前とは異なり、銀閣に銀箔が施されたことはなく、簡素さや静けさを大切にした、落ち着いた風情が漂っています。
上下2段に分かれている庭園は上が枯山水、下が池泉回遊式。
池の東にある銀閣と東求堂や弄清亭の内部は、春と秋の特別拝観のみ公開となっています。
池の裏の小山は展望台へと道が続き、その途中から見下ろす銀閣が美しいので、ぜひ見てみましょう。
銀閣寺(慈照寺)の参拝コースと見どころ
知っておきたいキーワード
●禅を追究した観音殿
●円錐形の美しい盛り砂
●特別拝観できる内部
本堂内部、東求堂内部、弄清(ろうせい)亭は春と秋に特別公開。各季2か月ほどの期間があり、別途拝観料1000円が必要となる。
おすすめ!参拝コース
【所要:約50分】
銀閣寺垣→徒歩すぐ→向月台→徒歩すぐ→銀沙灘→徒歩すぐ→本堂→徒歩すぐ→東求堂【国宝】→徒歩3分→お茶の井→徒歩すぐ→展望台→徒歩3分→濯錦橋→徒歩すぐ→観音殿(銀閣)【国宝】
【銀閣寺の見どころ】観音殿(銀閣)
侘びの精神が息づく禅の影響を受けた二層構造の建造物
東山文化を象徴する銀閣は2層建築の観音堂。金閣、飛雲閣(西本願寺)とともに京の三閣と呼ばれる。【国宝】
【銀閣寺の見どころ】銀閣寺垣
銀閣寺へと向かう参道
総門から中門まで、約50m続く、低い石垣の上に設けられた高い垣根。銀閣寺特有のスタイルですがすがしい。
【銀閣寺の見どころ】銀沙灘・向月台
白砂が織りなす銀沙灘のアート
観月のために造られたという砂の芸術。円錐形の向月台とさざ波を思わせる銀沙灘がある。
数字で見る銀閣寺
銀閣寺に足を踏み入れると、まず目をみはるのがモダンアートのような銀沙灘と向月台。その高さは、それぞれ約180cmと約60cmで、意外にも背が高いことに驚く人も多い。
【銀閣寺の見どころ】東求堂
義政の持仏堂 日本で最古の書院造
東山殿造営当時の遺構として残る貴重な建物。内部は春・秋の特別拝観時しか見ることができない。ほか本堂、弄清亭の内部も特別拝観時のみ公開。【国宝】
【銀閣寺の見どころ】お茶の井
義政が茶の湯に使用した水
茶道、華道、建築から芸能まで手厚く支援し、現代にも通じる日本的な美意識を開花させた義政が、茶を飲む際に使ったという水。
銀閣寺でゲットしたいご利益グッズ
銀閣寺(慈照寺)
- 住所
- 京都府京都市左京区銀閣寺町2
- 交通
- JR京都駅から市バス100系統銀閣寺行きで35分、銀閣寺前下車、徒歩5分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 8:30~17:00(閉門17:20)、12~翌2月は9:00~16:30(閉門16:50)、特別拝観は10:00~15:30(閉門16:00)
- 休業日
- 無休
- 料金
- 参拝料=大人500円、小・中学生300円、特別拝観は別途/(障がい者手帳持参で本人のみ参拝料100円)
京都の新着記事
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
【筆者】まっぷるマガジン編集部
SNS
観光情報を観光地ごとに紹介する雑誌スタイルの旅行ガイドブック「まっぷるマガジン」。その取材スタッフや編集者が足で集めた「遊ぶ」「食べる」「買う」「見る」「泊る」のおすすめ情報をご紹介しています。