更新日: 2024年8月22日
憧れの東武鉄道SL「大樹」に乗って鬼怒川温泉郷へ!
鉄道遺産の保存と活用、日光・鬼怒川エリアの活性化、そしてなにより「お客さんに喜んでほしい!」という思いが結実した、東武鉄道の「SL復活運転プロジェクト」。
片道35分のSL旅は、きっといつまでも心に残る思い出になるはず!
目次
SL「大樹」とは
下今市駅〜鬼怒川温泉駅間でほぼ毎日運転
2017年8月、東武鉄道においておよそ半世紀ぶりに復活したSL。蒸気機関車ならではの迫力やレトロ感を楽しむことはもちろん、SL展示館で知識を深めたり、転車台で向きを変える珍しい光景を眺めたりと、その魅力を味わい尽くそう。
運行区間 東武鬼怒川線 下今市駅〜鬼怒川温泉駅間
乗車時間 片道 約35分
運行本数 1日最大4往復(一部DLで運転、運休や特別ダイヤでの運航日あり、詳細はHPで確認を)
予約方法 SLは全席指定。乗車日1か月前の9:00から東武鉄道各駅などで発売。HPからの予約も可能。
料金 区間乗車券と座席指定料金(運転区間内一律料金)が必要。下今市駅〜鬼怒川温泉駅までは、片道大人1030円(乗車券270円+座席指定料金760円)、小児520円(乗車券140円+座席指定料金380円)
「大樹」の由来は?
大樹とは「将軍」の別称。また世界一の高さを誇るタワー「東京スカイツリー®」を想起させることから、力強く大きく育ってほしいとの思いも込められている。ヘッドマークには、C11形らしく3つの動輪がデザインされている。
SL大樹
- 住所
- 栃木県日光市東武鬼怒川線鬼怒川温泉駅~下今市駅
- 交通
- 東武日光線下今市駅からすぐ
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 下今市駅発13:30~、鬼怒川温泉発15:05~、運行パターンにより変更あり
- 休業日
- 不定休
- 料金
- 乗車料=大人760円+乗車運賃、小人380円+乗車運賃/
【SL「大樹」】まずは運行区間をチェック!
区間や駅名などの基本情報とともに、停車駅周辺の見どころポイントもおさえておこう。
東武日光駅
日光社寺めぐりのあとにSLで鬼怒川温泉に向かうもよし、鬼怒川温泉からSLで南下し日光を目指すもよし。プランにSLを組み込めば、旅の余韻も長く続くはず。
下今市駅
日光街道の宿場として人々の往来が盛んだった今市エリアには、今も往時の伝統と風情が息づく。名水仕立てのそばや天然氷のかき氷などの名物もぜひ!
東武ワールドスクウェア駅
東武鉄道として12年ぶりとなる新駅。東武ワールドスクウェアへのアクセスが格段に向上したので、併せて訪れたい。
鬼怒川温泉駅
駅前広場に転車台があり、次の運行のために向きを変える光景を見ることができる。のんびり散策するもよし、足湯に浸かるもよし、温泉街の風情を楽しもう。
【SL「大樹」】楽しむための攻略法
【栃木・鬼怒川×SL「大樹」】攻略1 予約は1か月前からスタート
SL「大樹」に乗車するためには、乗車区間の運賃のほか、座席指定券の購入が必要。乗車日の1か月前の午前9時から各駅で発売する。HPからの予約も可能だ。
【栃木・鬼怒川×SL「大樹」】攻略2 記念乗車証を集めよう
SL「大樹」では乗車のあかしとして、SL観光アテンダントが「SL大樹 記念乗車証」を配ってくれる。デザインはSL大樹1~8号の全8種類。
【栃木・鬼怒川×SL「大樹」】攻略3 車内での記念撮影はいかが?
SL「大樹」車内では、乗車の思い出を残せるよう、ヘッドマークのプレートを持ったところをプロカメラマンが撮影し、オリジナルフォトフレームに入れてくれる。
【鬼怒川×SL「大樹」】攻略4 下今市駅も見どころたっぷり
SLの運行開始に合わせて、かつてSLが走っていた時代を思わせる、昭和レトロな駅舎へとリニューアルされた。構内にはSLの雄姿を間近で見学できるエリアを整備。転車台によるSL車両の入換作業を見ることができる。
【SL「大樹」】全国から集結した車両に注目!
今回のプロジェクトのために、全国の鉄道会社が協力。蒸気機関車をはじめ、車掌車や客車も全国から集められた。いずれも昭和を感じさせる懐かしい車両ばかり。ぜひそちらにも注目を!
蒸気機関車 (JR北海道)
看板である蒸気機関車は、昭和16(1941)年に日立製作所笠戸工場で製造された「C11形207号機」。いったん廃車となったが、2000年からは「SLニセコ号」などで活躍した。
ディーゼル機関車 (JR東日本)
軽油を燃料とし、急勾配箇所の補機などとして活躍する。このDE10形は旧国鉄時代に、貨物列車・旅客列車の牽引や機関庫での入れ換えのために数多く製造された。北斗星の塗装を模したDLもある。
客車 (JR四国・JR北海道)
昭和40~50年製造の「14系」を利用。昭和レトロな外観、内装はそのままに、快適に過ごせるようトイレ・座席・カーテン等をリニューアル。開放型展望デッキを設置した展望車も仲間入り。
車掌車 (JR貨物、JR西日本)
昭和53(1978)年製の2両を用意。一般的には編成の末尾に連結されるが、SL「大樹」では2両目に連結。自動列車停止装置(ATS)を搭載している。
【SL「大樹」】これも楽しみ! 駅弁&グッズ
【SL「大樹」】<ここも注目!>転車台のSLを眺めながら駅弁を楽しめるカフェ
BENTO CAFE KODAMA 鬼怒川温泉駅構内
各種駅弁がそろう新しいスタイルのカフェ。席からSLの転車風景が眺められることも人気の理由だ。電車の待ち時間にも重宝!
BENTO CAFE KODAMA
- 住所
- 栃木県日光市鬼怒川温泉大原1390鬼怒川温泉駅構内
- 交通
- 東武鬼怒川線鬼怒川温泉駅からすぐ
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~17:00
- 休業日
- 不定休
- 料金
- SL「大樹」日光(HIMITSU)豚弁当=950円/SL「大樹」日光埋蔵金弁当=1350円/SL石炭あられ=650円/SL「大樹」手ぬぐい=700円/SL車内限定販売SL「大樹」レザーキーホルダー=800円/
北関東の新着記事
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。