更新日: 2024年11月11日
常陸秋そばの名店5選!茨城の名物グルメで豊かな風味を楽しもう!
常陸秋そばは、栽培の難しい品種としても知られる常陸太田のブランドそば。
手間ひまかけて育てられる香り高いそばは、通をうならせる豊かな風味が特徴です。
こちらの記事では、おすすめの名店5店をご紹介します。
定番から創作料理、郷土料理まで極上のそばに出会う旅にでかけてみてはいかがでしょうか。
目次
常陸秋そばの豆知識
常陸秋そばの歴史
土壌や気温・日照時間などが適しており、古くからそばが栽培されていた茨城。その茨城のブランド産品として、金砂郷村(現在は常陸太田市)の在来種から選別・育成し、誕生したのが常陸秋そばだ。昭和60(1985)年には県の奨励品種にも採用され、県内各地で栽培されている。
常陸秋そばフェスティバル
毎年11月に新そばの収穫に合わせ、常陸太田市で開催される。県内外のそば処が集まる新そば食べ歩きコーナーやそば打ち体験教室など盛りだくさんの催しが行われる。
店主のこだわりが随所に光る究極のそば「郷土料理古式健珍蕎麦 慈久庵」
良質のそばにこだわる店主が東京より移転して開業したそば処。焼畑農法で自家栽培し、石臼で自家製粉したそばは、独特の透明感があり、みずみずしい。テラスから里山の風景を眺めながら、香り高いそばを堪能したい。全ての作業を一人で行っているため、時間に余裕を持って訪れたい。【常陸太田】
古式健珍蕎麦 慈久庵
- 住所
- 茨城県常陸太田市天下野町2162
- 交通
- JR水郡線常陸太田駅から茨城交通下高倉・馬次入口行きバスで40分、竜神大吊橋入口下車、徒歩8分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 11:30~14:30(売り切れ次第閉店、予約不可)
- 休業日
- 火~木曜、祝日の場合は営業(年末年始休)
- 料金
- せいろそば=1200円/鴨せいろ=1900円/焼畑そばがき=1600円/古式けんちんそば=1900円/
レトロな建物の中で絶品の粗挽きそばを「慈久庵 鯨荘 塩町館」
常陸太田市の旧市街地にある店は明治20(1887)年築の旧太田銀行の建物でレトロなムード。店主は『慈久庵』の小川さんから技術を学んだ。天日乾燥させ石臼で粗挽きにしたそばはぜひせいろで味わいたい。石臼うどんも隠れた名物。【常陸太田】
慈久庵 鯨荘 塩町館
- 住所
- 茨城県常陸太田市西一町2325-1
- 交通
- JR水郡線常陸太田駅から徒歩20分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 11:00~14:30、売り切れ次第閉店、予約不可
- 休業日
- 木曜、第4水曜、祝日の場合は翌日休(年末年始休)
- 料金
- せいろそば=1000円/せいろうどん=800円/釜揚げうどん=800円/鴨汁釜揚げうどん=1350円/冷やしぶっ掛けうどん=900円/
そばの香りや風味は「三たて」で初めてわかる「西金砂そばの郷そば工房」
「挽きたて」「打ちたて」「茹でたて」の三たてが味わえる店。タンパク質やでんぷんを多く含む旧金砂郷産の常陸秋そばは、香り・風味・甘みが豊かと評判だ。【常陸太田】
西金砂そばの郷そば工房
- 住所
- 茨城県常陸太田市赤土町2408
- 交通
- JR水郡線常陸大宮駅からタクシーで20分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 11:00~14:00(閉店)
- 休業日
- 水曜、祝日の場合は翌日休(年末年始休)
- 料金
- 十割そば=1400円~/そばづくしセット=1800円/そば打ち体験(予約制、1卓4人前)=2970円/十割そば(天付)=2000円/天ざる=1150円/
地紛にこだわり、大切に伝える蕎麦店「手づくりの郷 天下野」
姉妹で営む天下野の蕎麦店。手打ちの蕎麦は素朴な旨味が感じられ、地元名物のけんちん蕎麦でも味わえる。野菜の天ぷらも人気。幻の伝統食、凍みこんにゃくにも会える。【常陸太田】
手づくりの郷 天下野
- 住所
- 茨城県常陸太田市天下野町1626-2
- 交通
- JR水郡線常陸太田駅から茨城交通バス下高倉・馬次入口行きで37分、竜神大吊橋入口下車、徒歩15分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 11:00~売り切れじまい
- 休業日
- 水曜、第3木曜(臨時休あり)
- 料金
- もり蕎麦=900円/凍しみこんにゃく=600円/野菜の天ぷら=500円~/
地元産を使用するこだわり抜いた日本そば「蕎舎」
日本そばを追求し続ける「挽きたて、打ちたて、茹でたて」のこだわり三たて蕎麦が自慢のお店。命をいただくことへの感謝や地産地消の意識を大切に営業している。
蕎舎
- 住所
- 茨城県つくば市柳橋523みずほの村市場内
- 交通
- つくばエクスプレス研究学園駅からタクシーで5分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 11:00~20:00(閉店)
- 休業日
- 無休(年始休)
- 料金
- 十割そば=1100円/もりそば=900円/天もりそば=1655円/鴨汁そば=1785円/
こちらも行きたい! 県内そばの名店
茨城県内には常陸太田市以外にもそばの名店が目白押し。県内の名店にも足を延ばしてみましょう!
玄そばを自家製粉する本格的な手打ちそば「蕎麦処 みかわ」
玄そばのまま1年分、低温倉庫で貯蔵し、その日に使う分だけ石臼で自家製粉している。本格的な手打ちそばのほか、アルコールなどのメニューも豊富にそろっている。【水戸】
蕎麦処 みかわ
- 住所
- 茨城県水戸市松本町17-75
- 交通
- JR水戸駅から茨城交通茨大前営業所行きバスで10分、末広町3丁目下車、徒歩10分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 11:00~21:00(閉店22:00)
- 休業日
- 水曜、祝日の場合は営業
- 料金
- ざる=720円/こだわり(そば粉十割)=920円/奥久慈しゃもざる=1450円/
ひたすらそばの道を究める「那由他」
しっかりとコシのある手打ちのそばが評判の店。常に新そばを求めるため、時期によりそばの産地は変わる。そばの風味を損なわないため、店内は全席禁煙となっている。【つくば】
那由他
- 住所
- 茨城県つくば市上ノ室2166-6
- 交通
- つくばエクスプレスつくば駅から関東鉄道土浦駅行きバスで4分、花室交差点下車、徒歩5分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 11:30~14:00(L.O.)、17:00~19:00(L.O.、そばがなくなり次第閉店)
- 休業日
- 火曜(臨時休あり)
- 料金
- せいろ=840円/つけ鴨そば=1680円/おろしそば=1370円/海藻いそとろろ=1470円/
常陸秋そばの生みの親「村屋東亭」
大正7(1918)年創業。3代目の現店主は早くから金砂郷のそばに着目、品質向上とブランド確立に尽力した。人気のもりそばは自家製粉のそばに無農薬素材の醤油から作るつけ汁がよく合う。【鉾田】
村屋東亭
- 住所
- 茨城県鉾田市安房1418
- 交通
- 鹿島臨海鉄道大洗鹿島線新鉾田駅からタクシーで7分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 11:30~14:30(閉店15:00)
- 休業日
- 水曜(月1回臨時休、盆時期休、1月1~3日休)
- 料金
- もりそば=870円/つけとろそば=1200円/みぞれそば=1200円/けんちんそば(冬期限定)=1200円/そばがき=1000円/
鬼怒川を眺めながらそばをいただく「鬼怒川 竹やぶ」
茨城、富山、北海道の玄そばを自家製粉し、主人が丁寧に打ち上げたそばは、豊かな風味と喉ごしのよさが魅力。基本は江戸前の細切りそば。そば殻ごと挽いた田舎せいろもある。【守谷】
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【筆者】まっぷるマガジン編集部
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