更新日: 2024年7月27日
鳥取砂丘の楽しみ方を徹底紹介!らくだに揺られて日本一の砂丘でを満喫!
鳥取砂丘の楽しみ方をご紹介!
長い年月をかけて誕生した広大な鳥取砂丘は、見て、歩いて、楽しめる鳥取随一の景勝地。
その魅力を存分に体感するための基本知識と遊び方をご紹介します。
鳥取砂丘では、広々とした砂の上を歩いたり、風によって描かれる美しい砂模様を探してみよう。
らくだと記念撮影などの定番の遊びもオススメ。
こちらの記事をチェックして、思いっきり鳥取砂丘を楽しみましょう。
目次
鳥取砂丘への行き方
鳥取駅
↓車(13分/7㎞)
鳥取砂丘
鳥取駅
↓バス(20分/380円)
砂丘東口バス停
鳥取空港
↓車(5分/2㎞)
鳥取港
↓車(15分/9㎞)
鳥取砂丘
鳥取空港
↓バス(9分/240円)
鳥取港
↓バス(20分/300円)土・日曜、祝日のみ
鳥取砂丘
鳥取砂丘を知るQ & A
Q 鳥取砂丘はどんなトコロ?
A 日本海に沿って東西16km、南北2.4kmにわたって広がる広大な砂の丘。そのうち観光地となっている部分は天然記念物にも指定されている。メインの入り口は砂丘会館の向かいにあり、周辺にはレストハウスやみやげ店がそろっている。
Q どうやってできた?
A 砂丘のもとは中国山地の岩や石が風化した砂。川から日本海に流れ込んだ砂が波によって海岸へ移動し、そこから北西の季節風が内陸に運んで砂丘ができたといわれる。現在の姿になるまでには10万年以上の時がかかったという。
Q どんな楽しみ方ができる?
A 広々とした砂の上を歩いたり、風によって描かれる美しい砂模様を探してみるのも砂丘の王道の楽しみ方。ラクダ遊覧やパラグライダーなど砂丘ならではのアクティビティもあり、多彩な遊びが楽しめる。
Q いつ行くのがオススメ?
A 砂丘に出ると陰になる場所や休憩所がないため、夏の日中はとても暑く冬は寒さが厳しい。季節を選ぶなら真夏と真冬は避けたほうが無難だ。歩く人が少ない早朝や夕方などは気象条件によって美しい風紋を見ることもできる。
鳥取砂丘に来たら楽しみたい!絶景コレクション
●風紋
毎秒5~10mの風が吹くときに乾いた砂の上にできる、美しい砂の波模様。
●砂簾
雨の翌日などに砂粒が急勾配の砂丘斜面をすべり落ちてできる模様。遠くから見ると「すだれ」のように見える。
●砂柱
雨風によって砂丘の表面が浸食され、砂が角のように立つ現象。嵐の翌日などに海に近い場所で見られる。
●早朝
早朝の砂丘は透き通った空気がさわやか。足跡のない場所が多く、きれいな風紋などを見るのにも最適な時。
●夕陽
鳥取砂丘は夕日を見る名所でもある。オレンジ色に染まる空と砂丘のシルエットは、まるで砂漠の国のような情景。
●オアシス
晩秋から初春にかけ、砂丘に降った雨が地下水としてわき出して池のようになる“オアシス”が出現する。
<砂丘情報をGET>山陰海岸国立公園鳥取砂丘ビジターセンター
鳥取砂丘にある情報発信拠点。ミニシアターや標本などのさまざまな展示や映像を通じて、鳥取砂丘の魅力をたっぷりと紹介する。ガイドによる解説が受けられるのも魅力のひとつで、無料の砂丘専用の車いすの貸出しも行っている。鳥取砂丘に入る前にぜひ訪ねておきたい施設だ。
山陰海岸国立公園 鳥取砂丘ビジターセンター
- 住所
- 鳥取県鳥取市福部町湯山2164-971
- 交通
- JR鳥取駅から日ノ丸バス鳥取砂丘行きで22分、終点下車すぐ
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~17:00(閉館)
- 休業日
- 無休
- 料金
- 無料
鳥取砂丘に来たら楽しみたい!ぐるっと砂丘さんぽ
鳥取砂丘観光の王道はどこまでも続く砂の上を自分の足で歩くこと。砂丘の入り口から日本海を望む絶景ポイントの「馬の背」に向かって進んでいこう。
おさんぽコース(所要約1時間、歩く距離約1km)
➀まずは鳥取砂丘の入り口へ
鳥取砂丘の入り口は階段になっていて、横にある石碑が目印になる。
↓
➁階段を上って砂丘に向かう
駐車場に面した階段から砂丘に出発。
↓
➂砂の上に到着
階段を上った先は見渡す限りの砂。彼方に盛り上がる、馬の背の頂上を目指そう。最初はゆるやかな下り坂で歩きやすい。
↓
➃馬の背にアタック
標高約47mの馬の背に上るのが砂丘さんぽのハイライト。いちばんの難所だが絶景が待つ頂上まで頑張って上ろう。
↓
➄馬の背から絶景見学
馬の背の頂上にたどり着くと日本海と砂丘が一望できる。周辺には風が描く砂模様が発生しやすいポイントがあり、運がよければ自然の造形美が見られることも。
↓
➅帰りの下りも楽しもう
急な斜面を下るのも砂丘ならではの醍醐味。涼しい季節は裸足で歩いてみるのも気持ちよくておすすめ。
↓
➆足を洗って帰ろう
砂丘さんぽの最後に鳥取砂丘ビジターセンターの足洗い場に立ち寄ろう。足に付いた砂を落としてスッキリ。
鳥取砂丘さんぽの注意ポイント
1.晴れた日は日差しが強く木陰もほとんどないので、帽子や長袖などで紫外線対策を。
2. 足元は砂に埋もれるのでサンダルがグッド。ただし砂面温度が上がる夏場は靴を履こう。
3. 夏は熱中症にならないよう飲み物の準備を。また、急斜面を無理に駆け上がらないこと
4. 落書きやゴミのポイ捨ては厳禁。砂丘の景観を守るためにルールを守って。
5. 斜面を駆け下りるときなど、スマホや車のキーを落とさないように注意しよう。
6. 荷物が多いときはコインロッカーに預けて砂丘へ。コインロッカーは鳥取砂丘ビジターセンター隣の自然公園財団事務所と、向かいの砂丘会館にある。
立ち寄りスポット①鳥取市福部砂丘温泉ふれあい会館
鳥取砂丘に湧く温泉を利用した入浴施設。2階には日本海の美しい景色が展望できるガラス張りの展望浴場がある。
砂丘温泉ふれあい会館
- 住所
- 鳥取県鳥取市福部町海士1013-1
- 交通
- JR鳥取駅から日本交通岩戸行きバスで33分、岩戸口下車、徒歩15分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 10:00~20:00(閉館21:00)、土・日曜、祝日は9:00~、10~翌3月は~19:15(閉館20:00)
- 休業日
- 木曜(12月29日~翌1月1日休)
- 料金
- 入浴料=大人570円、小学生230円/(回数券11枚綴大人5700円、小学生2300円、市内在住の65歳以上・障がい者手帳持参で320円)
立ち寄りスポット②チュウブ鳥取砂丘こどもの国
子どもたちが自然とふれあい、遊び、創作が楽しめる施設が充実。砂の工房、木工工房、遊具広場、のりもの広場、キャンプ場(期間営業)などがある。
鳥取砂丘に来たら楽しみたい!「鳥取砂丘 砂の美術館」で砂の極上アートを鑑賞
世界初の砂像を展示する美術館
砂を使った彫刻を展示する、世界初の砂像美術館。「砂で世界旅行」をコンセプトにした展示が毎回好評を博し、2020~2021年は13期目になる。
展示の魅力は、なんといってもそのスケールの大きさ。13期目のテーマ「チェコ&スロバキア編」も世界の超一流彫刻家たちが造り上げた精巧かつ大迫力の作品で、見学すると中欧・東欧の風景や文化を体感することができる。
13期目はこんな砂像が見学できる
チェコのシンボルで、世界でもっとも大きく古い城といわれるプラハ城を精巧に再現
3階からも見学できる
上から見ると、また違った表情が楽しめるのが砂像の魅力。砂像の中には3階から見たほうがしっかりと見えるものもある。
砂像の作り方を紹介!
砂の彫刻は、砂から生まれ、展示が終わればまた砂に戻るという、はかなくも美しい芸術。自然のものを素材とするだけに、環境に配慮して凝固剤は一切使用しない。砂と水だけの制作には、常に崩れる危険が隣り合わせ。彫刻家たちは砂が崩れないギリギリを見極めながら緻密な彫刻を施していく。
砂像の作り方①
型枠を組み、その中に砂と水を入れる
環境に配慮して凝固剤は一切使用しない
砂像の作り方②
コテなどを使って形を整えていく
砂なので崩れないように慎重に作業
砂像の作り方③
細部を彫刻して完成
ミニ砂像「まねきねこ」が登場
鳥取砂丘 砂の美術館
- 住所
- 鳥取県鳥取市福部町湯山2083-17
- 交通
- JR鳥取駅から日本交通鳥取砂丘行きバスで22分、砂の美術館前下車すぐ
- 営業期間
- 2022年7月上旬(予定)~2024年1月3日
- 営業時間
- 9:00~15:30(閉館16:00)
- 休業日
- 期間中無休(展示替え期間休)
- 料金
- 大人800円、小・中・高校生400円(障がい者手帳提示で本人と同伴者1名無料)
鳥取砂丘に来たら楽しみたい!砂丘だけで楽しめるアクティブ体験
さんぽだけで満足できない人にオススメなのが、よりアクティブな砂丘遊び。のんびりとラクダに乗ったり、パラグライダーで爽快に空を飛んだり。好みのアクティビティを選んでチャレンジしよう。
鳥取砂丘でらくだと記念撮影体験
砂丘といえば、ラクダが目に浮かぶ!?
ラクダに乗ってブラブラと、所要約4〜5分の砂丘散歩が楽しめる。ラクダの背は驚くほど高いので、乗ると視界が広がり、かなり遠くまで鳥取砂丘を見渡すことができる。ラクダに乗っての記念撮影は1回600円。
[ここで体験]
らくだや
らくだや
- 住所
- 鳥取県鳥取市福部町湯山2164-806
- 交通
- JR鳥取駅から日ノ丸バス鳥取砂丘行きで22分、終点下車すぐ
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 8:30~17:00
- 休業日
- 無休
- 料金
- らくだぬいぐるみ=2500円(M)、3500円(L)/サクサクらくだクッキー=450円(8枚入)/梨ソフトクリーム=300円/
鳥取砂丘でアクティブ体験!サンドボード
砂の斜面をスピーディーに滑走
サンドボードは砂の斜面を滑り降りるオーストラリア生まれのスポーツ。馬の背の頂上付近から海に向かって、約30度の斜面を特製のボードで滑走するおもしろさは格別。
[ここで体験]
鳥取砂丘サンドボードスクール
鳥取砂丘サンドボードスクール
- 住所
- 鳥取県鳥取市福部町湯山2164らくだや休憩所
- 交通
- JR鳥取駅から日ノ丸バス鳥取砂丘行きで22分、終点下車すぐ(らくだ屋前で受付)
- 営業期間
- 3~12月
- 営業時間
- 3~9月は9:30~、13:00~、16:00~、10・11月は9:30~、12:30~、15:00~、12月は9:30~、12:30~(時期により異なる、3日前までに要予約)
- 休業日
- 期間中荒天時
- 料金
- 体験(2時間)=3500円/(講習料、保険料、ボードレンタル料込)
鳥取砂丘でアクティブ体験!ファットバイク
砂丘の景色を見ながら爽快サイクリング
ファットバイクはタイヤの幅が10㎝ほどもある米国発祥のマウンテンバイク。鳥取砂丘を駆け抜けた後、山道を通り、海まで走るコースで、砂地、山道、波打ち際などファットバイクの面白さが最大限たのしめる。
[ここで体験]
TRAIL ON
TRAIL ON
- 住所
- 鳥取県鳥取市福部町湯山2164
- 交通
- JR鳥取駅から日ノ丸バス鳥取砂丘行きで22分、終点下車すぐ
- 営業期間
- 3~12月
- 営業時間
- 9:30~18:00(時期により異なる)
- 休業日
- 期間中不定休
- 料金
- ツアー(約2時間)=5000円/(体験は身長150cm以上)
鳥取砂丘のおみやげはこちら!
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