ルビーショコラ1280円。ルビーカカオが原料のピンクのチョコレートたっぷり。中には、甘酸っぱいフランボワーズをしのばせて

洋菓子目線で仕上げるパティシエのかき氷

フランスの食文化に憧れてパリで修業したパティシエの岩崎さん。夢をテーマにお菓子作りをしています。

ショーケースには奈良いちごの古都華や大和茶など地元素材を使ったスイーツが並ぶほか、菓子職人の父から受け継ぎ、約20年間作り続けているスイートポテトなど焼き菓子も豊富。

今や名物となったかき氷は2015年から販売スタート。洋菓子王道のクレームシャンティを使うかと思えば、取材時にはカレー風味(！）のかき氷もありました。遊び心があり、食べれば驚きと発見がある岩崎さんのかき氷、ぜひともお試しくださいね。

※かき氷は4～11月、予約不要

いちごのショートケーキは、特製カスタードクリームが決め手の一番人気

店内の窓際にイートインスペースがあります

タイの定番スイーツをかき氷に。マンゴーやシロップの甘さとカオニャオなどの塩気が絶妙「カオニャオ・マムアン」。価格は変動あり

現地の味をかき氷で表現。異国情緒たっぷりの一品を

場所は福智院北の交差点の北東角。オレンジの建物と看板が目印です。

地元食材と本場の香辛料によるタイ料理で親しまれるこちらのお店では、東南アジアのエッセンスを取り入れたかき氷が評判。南国のフルーツやココナッツミルク、スパイスを巧みに組み合わせた、ユニークなメニューがそろっています。かき氷を楽しんだ後は、ジンジャーや陳皮を使う「ハーバル白湯」でホッとひと息つきましょう。

人気のグリーンカレー（冷凍真空パック）はテイクアウトするのもおすすめです。自宅で本格的な味を楽しんでみてくださいね。

※かき氷は通年、3日前の21時からInstagramのリンクよりエアリザーブで予約

ココナッツ、ペッパー、チーズを使った“コペチ”シリーズから、4種のチーズを使った「コペチ・クワトロフォルマッジ」

現地の小物などが飾られた異国情緒漂う店内

追熟させ食べどきの完熟桃をぜいたくに丸ごとひとつのせた氷。桃の中に隠れるのはミルクエスプーマ。「果実園のかき氷丸ごと桃すもも」 1980円（7～9月予定）

果物を楽しむお店で夏だけの冷たい果実園スイーツ

奈良・吉野山麓の果樹園を拠点に、果物をもっと食べたくなる提案をしてくれます。

奈良市内にある直営店ではカフェを併設。季節のフルーツをたっぷり使うサンドイッチやスイーツなどが味わえます。

夏のかき氷は、華やかにフルーツを盛ったインパクトある見た目で、思わずパシャリと写真に収めたくなってしまう美しさ。キウイやパインなど、しっかりと冷えたサマーフルーツは、ジューシーで熟した味わい。甘さや酸味など果実そのもののおいしさをかき氷を通して実感できる、夏だけのご褒美スイーツをどうぞ。

※かき氷は5～10月（予定）、予約不要

店内にはテーブル席が並び、ショーケースには果物スイーツが充実

実力派のお店がそろう奈良のおすすめかき氷は、いかがでしたか？
お店や季節によってメニューのバリエーションが多いかき氷は、食べ飽きることがありません。

今やかき氷はスイーツです。
お祭りの屋台で買ったカラフルなかき氷も幼い頃の思い出として良いですが、このごろのかき氷は、とても贅沢なスイーツとして味わいたいものばかり。
気になったお店に足を運んで、お気に入りの一杯をぜひ見つけてくださいね。

かき氷に関するスイーツガイドブック『かき氷本 大阪・京都・奈良』。こちらの本では18のカテゴリーに分けて、たくさんのお店をご紹介しています。

もっとかき氷の涼しい世界を堪能したくなったら…ぜひ本を手に取って奥の深いかき氷の世界を覗いてみてくださいね。