
更新日: 2021年6月30日
【北海道】緑と調和する水の絶景!「樽前ガロー」がある苫小牧へ
札幌から車で1時間30分ほどにある苫小牧には樽前ガローと呼ばれる渓谷がある。
樽前川の流れが火山灰や溶岩の台地を侵食してできた渓谷地形で
清冽な水と苔の緑がつくる渓谷美が評判を読んでいる。
岩・水・苔が織りなす美形に会いに苫小牧に行ってみよう。
樽前ガローがある苫小牧ってこんなトコ
太平洋に面した 苫小牧の市街地はひたすら平坦だ。道も鉄道も海岸線に平行して直線的に突っ走る。そんな街なかから車で走ること20分ほど。いつの間にか濃くなった緑のなかに現れるのが、樽前ガローと呼ばれる峡谷だ。
樽前山の中腹から山を下ってきた樽前川の流れが、ここに来てにわかに姿を変える。垂直に屹立する岩肌が川の両側に迫り、場所によってはその幅わずか数m。狭い〝函(はこ)〟地形が、あたかも 自然の回廊のようだ。岩肌を覆う緑の苔、清冽な水。岩の間で反響する水音も清々しい。
それにしてもガローという名は不思議な響き。「切り立った崖」を意味する東北方言、あるいは英語のガリー(gully= 侵食でできた峡谷)が源ともいわれるが、正確な由来は定かでない。
市内には特産のホッキ貝が味わえる市場や食事処、美しいガーデンなどがあり、併せて楽しみたい立ち寄りスポットが豊富。
清冽な水と苔の緑が作る渓谷美・樽前ガロー
樽前川の流れが火山灰や溶岩の台地を浸してできた峡谷地形。散策のスタートはガローの下流側に架かる「樽前ガロウ橋」付近で、ここから川沿いの小径を上流側に歩く。深い川底まで初夏の日差しが届くようになる6月が一番の見頃となる。見学自由だが、岩盤の陥落の危険性があるため水際に降りずに橋の上から見学しよう。
ガローに架かる橋から川を見下ろす
樽前ガロウ橋の手前の看板。駐車場はこの右側にある
渓谷をまたいで架かっている樽前ガロウ橋。入口を入ってすぐの場所にある
苫小牧市内の立ち寄りスポットもチェック!
名物ホッキ貝もここで!海の駅 ぷらっとみなと市場
苫小牧西港に接し、2つの建物内に海産品店や青果店、事処が並ぶ。地物の魚介を格安で買えるほか海鮮丼や定食を味わえる。名物ホッキは産卵期の5・6月以外はいつでも店頭に並ぶ。
市場内11軒の食事どころで名物ホッキ丼やホッキカレーを
海の駅ぷらっとみなと市場
- 住所
- 北海道苫小牧市港町2丁目2-5
- 交通
- JR室蘭本線苫小牧駅から道南バス港町市立病院循環線で5分、卸売り市場前下車すぐ
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 7:00~16:00、1~3月の飲食店は9:00~
- 休業日
- 水曜、祝日の場合は営業、一部店舗は無休(1月1~4日休)
- 料金
- ぷらっと食堂のホッキサーモン丼=1500円/
北海道の環境を生かした美しいガーデン・イコロの森
アイヌ語で「宝物」を意味する言葉が「イコロ」。テーマ別に11のガーデンが設けられ、さまざまな庭を歩きながら 自然の息づかいを感じることができる。敷地内のガーデンカフェ「チセ」では森の中で焙煎されたコーヒーとともに食事が楽しめる。
イコロの森
- 住所
- 北海道苫小牧市植苗565-1
- 交通
- JR千歳線新千歳空港駅からタクシーで30分
- 営業期間
- 4月21日~10月31日
- 営業時間
- 9:00~17:00(閉園)
- 休業日
- 期間中無休
- 料金
- ガーデン入場料=大人(中学生以上)600円、子供(小学生)300円/年間パスポート(メンバーシップ)=1000円/(65歳以上は300円、未就学児は無料、団体10名以上で100円引)
馬とふれあえるノーザンホースパーク
名馬ディープインパクトを生んだノーザンファームが運営する、 馬とのふれあいが楽しめるテーマパーク。観光馬車やポニーのショーなどのアトラクションのほか、本格的なレストランやガーデンなど多彩な楽しみがある。
花々を見ながら食事ができるガーデンレストラン
園内では本格的なレストラン、カフェが営業。料理のみならずパン、スイーツなどの質の高い味を提供する
ノーザンホースパーク
- 住所
- 北海道苫小牧市美沢114-7
- 交通
- JR千歳線新千歳空港駅から無料シャトルバスで約15分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~17:00、11月6日~翌4月15日は10:00~16:00
- 休業日
- 4月10~14日(4月10~14日休)
- 料金
- 入園料=大人(中学生以上)800円、小学生400円、11月6日~翌4月14日の期間は大人(中学生以上)500円、小学生200円/観光ひき馬=900円/観光馬車=大人600円、小人(3歳~小学生)300円/
創作料理が好評・四季の味 熊谷
苫小牧市街中心部にある和食・創作料理の店。白老産の卵や 苫小牧名産のホッキなど地元・胆振産の食材にこだわっており、ときには店主らが産地に出向いて仕入れを行う。職人技が光る料理を堪能したい。
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【筆者】編集工房ビータス
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