更新日: 2024年2月18日
札幌近郊の醸造所へ行こう!こだわりのお酒を買う!
冷涼な気候と良質な水が豊富な北海道はお酒造りが盛ん。キリっと辛口な日本酒から歴史あるウィスキー、話題のワイナリーまで多彩な醸造所が点在。今回は、札幌から日帰り圏にある自然豊かな場所にある醸造所を紹介。現地でお酒を買うこともできるので、ドライブがてら立ち寄ってみてはいかが?
目次
【札幌】札幌発のクラフトジン・紅櫻蒸溜所
2018年に誕生した北海道初のジンの蒸溜所。公園内の多彩な植物を使用した地域の香りのするジンを蒸溜している。ジョージ・オーウェルの小説『1984』をオマージュしたラベルデザインも素敵。
紅櫻蒸溜所
- 住所
- 北海道札幌市南区澄川389-6紅櫻公園内
- 交通
- 地下鉄自衛隊前駅からタクシーで7分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 11:00~16:00
- 休業日
- 月曜、祝日の場合は翌日休
- 料金
- 要問合せ
【栗山】レンガ造りの酒蔵・小林酒造
明治11(1878)年創業、かつて炭鉱街の銘酒と呼ばれた「北の錦」で知られる酒造会社。直売所の「蔵元北の錦記念館」は、昭和19(1944)年築の旧本社事務所。有形文化財に登録されている。館内は約5000点の酒器を展示し、試飲コーナーや、蔵元限定品などを販売。二階には、小林酒造の歴史を感じられる道具などを多数展示している。
小林酒造
- 住所
- 北海道夕張郡栗山町錦3丁目109蔵元北の錦記念館
- 交通
- JR室蘭本線栗山駅から徒歩15分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 10:00~17:00(冬期は~16:00)
- 休業日
- 無休(12月31日~翌1月3日休)
- 料金
- 特別純米まる田=1470円(720ml)/真冬詰大吟醸=2056円(720ml)/
【余市】日本のウイスキー造りの原点・ニッカウヰスキー余市蒸溜所
竹鶴政孝が見込んだウイスキー造りの理想郷。
ここでは昔ながらの石炭を燃料に用いる蒸溜が行われている。火力の強い石炭を使うことにより、香りよく力強い香味をもったウイスキーができる。現在、石炭を用いた蒸溜を行うのは世界的にも珍しいという。
蒸溜所敷地内は案内マップを見ながら自由に見学できるほか、ガイド付きツアーでの見学(約50分・要予約、受付方法はHPで確認)もできる。昭和9 (1934)年から順次建てられた建物は今なお健在で、歴史的にも貴重な存在だ。当時の姿を今に残すニッカウヰスキー創業の地で、その歴史とウイスキーの奥深さに触れることができる。
旧竹鶴邸
竹鶴政孝が妻リタとともに暮らした住居。もともと余市町郊外に建っていたものを平成14年に移築・復元した。建物内には政孝とリタ愛用の品々が展示され、夫妻の生活の一端をうかがうことができる。
ウイスキー博物館
前半の「ウイスキー館」ではウイスキーの製法などを解説。後半の「ニッカ館」ではニッカウヰスキーの歴史とともに、竹鶴政孝・リタ夫妻が歩んだ足跡を示す。
蒸溜棟
蒸溜器(ポットスチル)が並ぶ建物。ここでは昔ながらの石炭を燃料に用いる蒸溜が行われている。火力の強い石炭を使うことにより、香りよく力強い香味をもったウイスキーができる。現在、石炭を用いた蒸溜を行うのは世界的にも珍しいという。
一号貯蔵庫
蒸溜の終わった原酒を入れた樽を貯蔵し、熟成させるための倉庫。工場創立当初の昭和初期に建てられたもので外壁は石造り。適度な湿度を保てるように床はあえて土間のままとなっている。
ニッカ会館
建物2階はウイスキーの試飲スペースとなっていて、好みの1杯を味わうことができる。ドライバ ーなどアルコールを飲まない人にはソフトドリンクの用意も。1階ではレストラン「樽」が営業。
ディスティラリーショップ ノースランド
ニッカのウイスキー各種をはじめ、オリジナルグッズなどを扱うショップ。余市蒸溜所限定ウイスキーはとりわけ人気が高い。チョコレート、海産物などウイスキーのつまみになる品もいろいろ。
ニッカウヰスキー余市蒸溜所(見学)
- 住所
- 北海道余市郡余市町黒川町7丁目6
- 交通
- JR函館本線余市駅から徒歩3分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~16:15
- 休業日
- 無休(12月25日~翌1月7日休)
- 料金
- 無料
【岩見沢】丘と畑に囲まれたワイナリー・宝水ワイナリー
地元農家が中心となって設立したワイナリー。シャルドネ、レンベルガーなど主要商品には自社農園のブドウを100%使用。平成26年公開の映画のロケ地として注目を集めた。
宝水ワイナリー
- 住所
- 北海道岩見沢市宝水町364-3
- 交通
- JR函館本線岩見沢駅からタクシーで15分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 10:00~17:00
- 休業日
- 無休、1~3月は水曜(12月30日~翌1月4日休)
- 料金
- 入園料=無料/RICCAシャルドネ(白)=2630円/
【増毛】国内最古の造り酒屋・国稀酒造
明治15(1882)年から酒造りを続ける老舗の酒蔵。正面に格子をめぐらせた店舗は古色漂うたたずまいで、歴史ある街並みでもひときわ目を引く存在だ。蔵の大部分は公開されており、酒造りの様子を見学できる。販売コーナーも充実している。
【増毛】地元産のリンゴで作るシードル・増毛フルーツワイナリー
海のイメージが強い増毛だが、内陸では果樹生産も盛ん。当地産のリンゴを素材に「増毛シードル」を造るのがこのワイナリー。香料、砂糖など一切使わない自然な製法から生まれる上質な味わいでファンを増やしている。
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【筆者】編集工房ビータス
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