更新日: 2024年2月19日
【福岡】焼き鳥といえば! 「とりかわ」と「野菜巻き」!
福岡で「焼き鳥」といえば、カリカリのとりかわと、野菜やフルーツを豚肉で巻いた野菜巻きの2つがあります。
人気と知名度がジワジワと上昇しているとりかわは、調理法のこだわりも店によってさまざま。
また、野菜巻きはヘルシーでおいしいうえにビジュアルも満点。
話題の福岡ならではの「焼き鳥」を楽しみましょう!
【福岡×焼き鳥】とりかわ
近ごろ「福岡の隠れた名物」と話題にのぼるのがとりかわ。手間をかけてじっくりと焼き上げることで、通常のとりかわとはひと味もふた味も違います。
【福岡の焼き鳥×とりかわ】とりかわ粋恭
完成までに3日を要する元祖秘伝のとりかわ
昭和40年代に福岡の「とりかわ」を生んだ元祖店の跡地にあり、その製法を受け継ぐ。串にグルグル巻きつけて焼き、タレに漬けては焼くという作業を繰り返して仕上げるとりかわは、客の前に出されるときは3日目。近ごろ、新たな福岡名物として取り上げられることが多いとりかわだが、その強力な功労者がこの店。【薬院】
【福岡の焼き鳥×とりかわ】かわ屋
カリカリの皮が香ばしい~
平日も飛び込みでは、なかなか入れない人気店。看板商品の「かわ」は、素焼きで脂を落とし、タレに漬けて、また焼いてを繰り返すこと7回。本来は味がしみにくい鶏皮も、ていねいに仕込むことで簡単にはまねできない味へと生まれ変わる。表面はカリカリに香ばしく、中は鶏肉の甘みとタレの味があわさって美味。【警固】
かわ屋
- 住所
- 福岡県福岡市中央区警固2丁目16-10吉武ビル 1階
- 交通
- 地下鉄赤坂駅から徒歩9分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 17:00~24:00(閉店)
- 休業日
- 不定休(盆時期休、年末年始休)
- 料金
- かわ=132円/バラ=132円/ダルム=660円(5本)/シギ焼=380円/
【福岡の焼き鳥×とりかわ】とり皮屋 勝軍
手間暇かけたとりかわで勝負
作り方が異なる2種類のとり皮を出す。「勝軍とり皮」は、串に巻き付けるように刺したものを二晩ねかせて熟成させる。もう1つの「元祖とり皮」は蛇腹のように刺していて、カリカリの食感。タレ以外の焼き鳥には、冷めないように小型コンロを用意している。【赤坂】
とり皮屋 勝軍
- 住所
- 福岡県福岡市中央区舞鶴3丁目2-5アイビル 1階
- 交通
- 地下鉄赤坂駅から徒歩5分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 17:00~23:30(閉店24:00)、日曜、祝日は~22:30(閉店23:00)
- 休業日
- 年1日不定休(年末年始休)
- 料金
- 勝軍とり皮=100円/スパイシーとり皮=100円/元祖とり皮(塩・タレ)=各100円/
【福岡の焼き鳥×とりかわ】とりかわ宝家
地元客にまじって盛り上がろう
住吉橋からすぐの路地裏にあるとりかわ専門店。気さくな若手店主の雰囲気からか、カジュアルでリーズナブルなため、普段使いに通う地元客が多い。客席はカウンター14席に、座敷20席。【春吉】
とりかわ宝家
- 住所
- 福岡県福岡市中央区春吉2丁目13-4ジェンティーレ天神II 1階
- 交通
- 地下鉄天神南駅から徒歩10分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 18:00~翌1:00(閉店翌2:00)
- 休業日
- 火曜
- 料金
- タレかわ=108円/塩かわ=108円/
【福岡×焼き鳥】野菜巻き
鶏はもちろん、豚や牛などなんでもありの福岡の焼き鳥で、トレンドといえば野菜巻きです。野菜やフルーツを豚肉で巻いていてフォトジェニック。専門店が続々登場しています。
【福岡の焼き鳥×野菜巻き】須崎屋台かじしか
野菜もフルーツもなんでも巻き巻き! もと屋台の人気居酒屋
もとは、博多座に出演中の俳優やお笑いタレントなどが多く訪れることで知られていた屋台。店内には屋台時代ののれんがかかる。名物串は150円から320円。さらに屋台時代は扱えなかった、天然かつ鮮度の高い魚介を使った海鮮メニューが加わってパワーアップした。【川端周辺】
須崎屋台かじしか
- 住所
- 福岡県福岡市博多区奈良屋町5-14
- 交通
- 地下鉄中洲川端駅から徒歩5分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 18:00~24:00(閉店)
- 休業日
- 日曜、荒天時
- 料金
- 旬な巻き串=各150円~/大将のトン足=650円/ラーメン=600円/
【福岡の焼き鳥×野菜巻き】創作巻き串と国産ワイン MAKI-BUDOU
食材の組み合わせが超絶うまい創作串
福岡のタウン情報サイトが主催する「天神やきとり総選挙」の初代チャンピオン店が手がける。オーソドックスな野菜巻きにひと工夫施した食材の独創的な組み合わせ、フレンチのようなビジュアルの華麗さは、さすがの実力店! ほかに、鮮魚を含む旬の食材を使った居酒屋料理、洋食など幅広く楽しめる。【薬院】
創作巻き串と国産ワイン MAKI-BUDOU
- 住所
- 福岡県福岡市中央区渡辺通2丁目2-8デンエンビル 1階
- 交通
- 西鉄天神大牟田線薬院駅から徒歩4分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 17:00~23:30
- 休業日
- 無休
- 料金
- 牛すき焼き巻=528円/パクチーのささみ巻=297円/ネギ塩牛タン巻=429円/レタス巻明太マヨネーズ=363円/白レバーのゴルゴンゾーラ味噌=264円/
【福岡の焼き鳥×野菜巻き】博多やさい巻串屋 鳴門
豚肉で野菜をぐるぐる~
九州産の野菜を豚肉で巻いた「野菜巻き串」をメインに、豚バラや鶏皮などのスタンダードな焼き鳥メニューも充実。焼き肉店が手がけるだけあって、肉の質は文句なし。A4、A5ランクの黒毛和牛の串焼きもある。【川端周辺】
博多やさい巻串屋 鳴門
- 住所
- 福岡県福岡市博多区上川端町1-3フタガミ本店川端ビル 1階
- 交通
- 地下鉄祇園駅から徒歩5分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 11:30~14:30(閉店15:00)、17:30~翌0:15(閉店翌1:00)、金・土曜、祝前日の夜は~翌0:45(閉店翌1:30)
- 休業日
- 無休(1月1日休)
- 料金
- 野菜巻串=200円~/
【福岡の焼き鳥×野菜巻き】やさい巻き串屋 ねじけもん
野菜をぐるりと巻いて焼く、まるでサラダ串!
季節の野菜を豚バラ肉で巻いた「やさい巻き」が看板メニュー。モッツァレラチーズとズッキーニを合わせた創作串など斬新かつヘルシーで女性ファンをトリコにしている。【天神周辺】
やさい巻き串屋 ねじけもん
- 住所
- 福岡県福岡市中央区大名2丁目1-29AIビルC館 1階
- 交通
- 西鉄天神大牟田線西鉄福岡(天神)駅から徒歩10分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 17:30~翌0:30(L.O.)、日曜、祝日は17:00~23:30(L.O.)
- 休業日
- 無休(年末年始休)
- 料金
- 万ねぎ豚巻き串=210円/レタス豚巻き串=300円/モッツアレラチーズのズッキーニ巻き串=270円/トッポギチーズのベーコン明太=210円/キーマーカレーのきりたんぽ=320円/
【福岡×焼き鳥コラム①】ひと足のばして焼き鳥激戦区の久留米へ
天神から西鉄電車の特急に乗れば30分ほどの久留米市は、人口に対する焼き鳥店の軒数が日本有数。福岡市を超えるほどのネタのバリエーションの豊富さが特徴です。なかでも有名なのが「串焼 ほたる川」。丸腸の中に、甘辛いごぼうを入れて焼き上げた「丸腸ごぼう」は、全国のB-1グランプリで1位をとったことがある店自慢の一品。串焼きのほかに丸腸を使ったもつ鍋もおすすめです。
【福岡・久留米×焼き鳥】串焼 ほたる川
串焼 ほたる川
- 住所
- 福岡県久留米市蛍川町1-8
- 交通
- JR九州新幹線久留米駅からタクシーで5分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 17:30~23:30(閉店24:00)
- 休業日
- 日曜
- 料金
- 丸腸ごぼう=310円/丸腸入りもつ鍋=1050円/
【福岡×焼き鳥コラム②】福岡の焼鳥屋は武将の名前が多い?
信長、家康、長政など、福岡には武将の名を冠する店がたくさんあります。一説によると、終戦後、鶏肉が高級だった時代に安価に手に入るブロイラーが登場し、屋台で焼き鳥として出すように。それが評判を呼び、大繁盛。実店舗を構えるまでに成功したことから、焼き鳥をはじめた店主の兄弟が店を出し、その下で修業した人、あるいは彼らの成功にあやかりたいと思った人が、次々と武将の名で開業していったといわれています。武将系の焼き鳥屋に多く、博多っ子になじみの「酢ダレキャベツ」は、「天下の焼鳥 信秀本店」の店主、安岡英雄さんが発案者です。
【福岡×焼き鳥】天下の焼鳥 信秀本店
【川端周辺】
天下の焼鳥 信秀本店
- 住所
- 福岡県福岡市博多区下川端町8-8
- 交通
- 地下鉄中洲川端駅からすぐ
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 16:30~23:30(閉店24:00)
- 休業日
- 月曜(盆時期休、年末年始休)
- 料金
- バラ=172円/鳥ミンチボール=172円/ミニトマト=270円/バラのシソ巻き=270円/
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【筆者】まっぷるマガジン編集部
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