桜木町東口の港に停泊する壮大な「帆船日本丸（はんせんにっぽんまる）」。昭和5（1930）年に船員を育てる練習帆船として建造された帆船で、2017年には国の重要文化財に指定されました。

「日本丸メモリアルパーク」は、帆船と博物館を公園として整備されたスポット。全長97mの歴史ある日本丸、船内や甲板上はなんと無料で見学可能です。

船内には、大海原を航海していたころの名残が随所に。当時の訓練のようすや、日本丸のあゆみを写真や展示物で学ぶことができます。

帆を広げたその姿から「太平洋の白鳥」と称された日本丸。帆は29枚、帆を建てるマストの高さは水面から46mにも！通常は帆を閉じていますが、年に12回「総帆展帆（そうはんてんぱん）」のタイミングで、その雄大な姿を見ることができます。スケジュールは公式HPで確認してくださいね。

また、2022年6月に「横浜みなと博物館（柳原良平アートミュージアム）」がリニューアルオープンしました。

横浜みなと博物館
VRシアターやシミュレーターなど会見型コンテンツを新設。横浜港の歴史や役割を楽しく学べる。

大迫力のVRシアター

柳原良平アートミュージアム
アンクルトリスの広告デザインなどで知られる画家・柳原良平氏の作品を展示

＜アンクルトリスと柳原良平＞／1970年代／切絵

インスタントラーメンにまつわる展示や体験が楽しめる体験型食育ミュージアム。ここに来たら、オリジナルカップヌードルが作れる「マイカップヌードルファクトリー」にぜひトライしてください。12種の具材と4種のスープ、計5460通りの組み合わせから自分好みの1杯を作ることができます。自分で描くカップデザインもセンスの見せどころです。

予約方法は、受付窓口で当日分の「マイカップヌードルファクトリー利用券つき入館券」を購入。当日の入館者数に制限があるため、当日券の販売状況はＨＰの「アトラクション混雑状況」にて要確認。

眺めるだけでお腹が空いてきそう？

最初にインスタントラーメンが作られたのは、なんと半世紀以上も前！「インスタントラーメンヒストリーキューブ」には、3000点を超えるパッケージがずらりと並び、誕生から世界的な食文化に発展していくようすを表現しています。時代によって変わっていくデザインも見どころです。

「NOODLE BAZAAR（ヌードルバザール）」では、世界各国の麺を食べることができます。インドネシアの「ミーゴレン（500円）」やマレーシアの「ラクサ（500円）」など、アジアを中心に8か国の麺料理がそろっています。カップヌードル味のソフトクリームなんて商品も！

ミュージアムショップもあるので、お土産もぜひ買っていきましょう！お菓子やカップヌードルをモチーフにした文具、マスコット・ひよこちゃんグッズなど「どこで買ったの？」と聞かれそうな、ユニークなラインナップです。

毎年100万人以上来館する人気スポット

ユニークなおみやげをゲット！

チキンラーメンまんじゅう 6個入り1050円
「ひよこちゃん」の顔をかたどったまんじゅう。黄身あんの上品な甘みが美味

カップヌードルマグネット 400円
人気の定番カップヌードル4種類が、ミニサイズのマグネットに！

カップヌードルメッセージメモ 500円
メッセージを書いて組み立てると、カップヌードル形のメモになる大ヒット商品

■カップヌードルミュージアム横浜（カップヌードルミュージアムよこはま）

住所：横浜市中区新港2-3-4
交通：みなとみらい線みなとみらい駅クイーンズスクエア連絡口から徒歩8分
営業期間：通年
電話番号：045-345-0918
営業時間：10:00～17:00
休業日：火曜（祝日の場合は翌日）
料金：入館料=500円（高校生以下は無料）/マイカップヌードルファクトリー=1食500円/チキンラーメンファクトリー=1000円、小学生600円
※入館には「マイカップヌードルファクトリー利用券」の購入が必要
カード：利用可能

みなとみらいの大観覧車があるのは、都市型立体遊園地「よこはまコスモワールド」です。園内には、大観覧車をはじめ、絶叫系マシーンが集まる「ワンダーアミューズ・ゾーン」、ユニークな乗り物が多い「ブラーノストリート・ゾーン」、メリーゴーランドなど子ども向けの「キッズカーニバル・ゾーン」に分かれています。

入園は無料なので「観覧車だけ乗りたい」「絶叫マシーンだけ楽しみたい」ということも可能です。

「コスモクロック21」は、全長112.5m、定員480名の世界最大となる時計機能付大観覧車です。誰もが目にしたことはありながらも、意外と乗ったことがある人はそんなに多くないのでは？

2016年にはフルカラーLEDへとリニューアルされ、約1670万ものカラーを駆使した夜のライトアップは“光のアート”さながら。花火のような躍動感や流動的な光の移動、ときとして立体的にも見える演出は、圧巻のひとこと！

床も天井も席もすべてスケルトン仕様の「シースルーゴンドラ」は、全60台のうちわずか4台のみ。足元の景色が徐々に小さく遠くなっていくスリル感も味わえます。別途料金は不要。乗りたい場合は専用の列に並びましょう。

昼も夜も絶景を望めることができる、みなとみらいらしいアトラクション、1周約15分の空中散歩を満喫してください。

シースルーゴンドラは4台

コスモクロックと同じ「ワンダーアミューズゾーン」にある「バニッシュ」。大観覧車の脇をすり抜け、水中に突入する、世界初の水中突入型ジェットコースターです。水中にダイブしたコースターがどこに行くかは乗ってからのお楽しみ♪

ダイビングコースター「バニッシュ（900円）」

「ブラーノストリート・ゾーン」は、ディスク状のライド部分が回転しながら左右にスイングするニュータイプのアトラクション「ディスク・オー」やカード迷路など、斬新な体験ができるエリアです。

2階建ての「メリーゴーランド」があるのは「キッズカーニバル・ゾーン」。光り輝く幻想的なみなとみらいのビル群を眺めながら白馬に乗れば、メルヘンな気分にひたれること間違いなしです！

歩き疲れてちょっと休みたいとき、リフレッシュしたいときには天然温泉はいかがですか？

「万葉倶楽部」では毎日、県内の名湯・湯河原温泉と熱海温泉から届いた新鮮なお湯を楽しむことができます。上質な泉質に、横浜港やみなとみらいの絶景がもれなくついてくる、高級温泉宿にも負けないクオリティです。

なかでも「屋上足湯庭園」が大人気。驚くほどの近距離に大観覧車、気象条件がよければ、遠方には富士山までを望みながら、リラックスできます。夜は港町の夜景を眺めながら心身ともに日ごろの疲れを取ってくださいね。

お風呂は大浴場のほか、ひのき風呂や家族風呂、露天風呂があります。緑に囲まれた露天風呂は、横浜の景観を眼下に極上の湯を満喫できる最高のロケーション。女性は、ナノサイズのミストが体を包み込む体感浴「ナノクラ」も利用できますよ。

趣のある露天風呂

「岩盤浴心石庵（ここちあん）」には、8種の鉱石を組み合わせた4タイプの岩盤浴が用意されています（別料金1200円）。美肌や発汗、冷え症改善など、それぞれ異なる効果が期待できるので、気になるものを試してみましょう

休憩所や食事処、マッサージなどの癒処、ゲームコーナーなど充実した施設設備も魅力。観光の合間にはもちろん、宿泊もできるので1日観光のあとに泊まって疲れをほぐすこともできるうれしいスポットです。

横浜・みなとみらいといえば、夜景やグルメ、ショッピングなどオトナのためのスポットばかりのイメージが強いかもしれませんが、実はファミリーで楽しめる施設もたくさんあります。

たとえばこちら「アンパンマンこどもミュージアム」もそのひとつ。子どもに大人気のアンパンマンの世界で思いっきり遊べるミュージアムとあって、連日多くの人でにぎわいます。体験型のステージやイベントなど見どころも満載。屋内施設なので雨の日でも安心です。

アニメでおなじみの「パンこうじょう」のある開放的な広場では、毎日さまざまなイベントが開催されています。走り回って遊ぶこともできるので、子どもたちは大喜び！アンパンマンやばいきんまんなど人気の仲間たちとも出会えますよ。

アンパンマンの街を再現した「みんなのまち」エリアでは、家の中をのぞいたり、親子で遊んだり、楽しみ方はさまざま！まるでアンパンマンの世界に迷い込んだような、ワクワク感に満ちた空間です。大人気の「アンパンマンごう」は操縦体験もできちゃいます。

アンパンマンごうの中には80個もの仕掛けが

施設入場には事前予約が必要ですが、1階のショップ&フード・レストランは入場者以外も無料で利用できます。ミュージアムショップで、横浜限定のオリジナルグッズもチェックしてくださいね！

「ジャムおじさんのパン工場」には、キャラクターそのままのおいしい焼き立てパンがずらり！まるでジャムおじさんが作ったのかと思うほど、クオリティが高くて食べるのがもったいないくらいなんです。

レストランでは、うどんやカレーなど仲間たちがデザインされた食事がいただけます。丼が持ち帰れたり、かわいいケースに入ったできたてポップコーンがあったり、食べたあとに自宅で楽しめるものはおみやげとしてもおすすめです。

「ジャムおじさんのパン工場」のパン、「アンパンマン」420円

「ポップコーンやさん」の「アンパンマンごう」3400円

「京急ミュージアム」も、鉄道好きなお子さんにはたまらないスポット。“「本物」を見て、触れて、楽しむ”をコンセプトにした京急グループのミュージアムで、実際に活躍した車両を展示するほか、運転体験やジオラマ、工作体験など充実のコンテンツです。鉄道好きはもちろん、親子連れでも楽しめますよ。

昭和初期から活躍した歴史的車両「デハ230形・デハ236号」が鎮座する「京急ヒストリー」コーナー。デハ236号は、昭和4年に製造され、品川から横浜を経由し、浦賀まで直通運転を実現した、歴史的な車両です。引退後、川口市科学館で保存されていたものを約2年かけて修復して展示しています。

車内には、京急の歴史を紹介するコーナーも

「京急ラインジオラマ」は、京急沿線の風景を再現した全長12mの巨大ジオラマです。見慣れた街並みが見つかるかも？リアルな景色を走る鉄道は愛らしく、見ているとあっという間に時間が過ぎてしまうかもしれません。

走っている電車を眺めるだけでも楽しめそう

京急バスの運転席を忠実に再現した「バスネットワーク」では、実際に座ってハンドルや扉開閉の操作ができます。

まるで本物の運転席！

このほか、本物の新1000形運転台を使った「鉄道シミュレーション」（1回500円）や、オリジナルデザイン車両を作れる「マイ車両工場」（1回1000円）など、体験型コンテンツが満載。（いずれも事前予約制）

京急といえば「赤い電車」を筆頭にした愛らしいデザインも人気です。鉄道に興味がない方でも、きっと楽しめるはず。現在1日3回の入れ替え制でWEB事前予約制となっています。ただし、2回目以降の「入館のみ」の場合、事前予約なしでも入館が可能です。おでかけの際は必ず公式HPを確認してくださいね。

JR桜木町駅から新港地区までを結ぶロープウェイが2021年4月に開通しました。

どの駅からもちょっと距離があり、これまで移動が大変だったベイサイドまでひとっ飛び！桜木町駅前から横浜ワールドポーターズの向かい「運河パーク」まで630mを約3分でつなぎます。最も高いところでは40mと、ちょっとしたアトラクション気分も。

「YOKOHAMA AIR CABIN（ヨコハマエアキャビン）」は、日本初・世界最新の都市型循環式ロープウェイとしても、注目を集めています。8人まで乗車できるキャビンはすべてバリアフリー対応、最新式バッテリーによる冷房システムや換気システムを備えた、安心で快適な空間です。

みなとみらいの空にユニークな景色を加えた、新時代の交通機関。上空からの横浜ビューを楽しみながら、次の目的地まで“飛行”するのはいかがですか。