更新日: 2024年10月7日
函館・元町はこう観光しよう! 函館・元町のおすすめモデルコース
函館の元町エリアは、函館港を望む坂沿いに、世界各国の領事館や教会が建てられた歴史があり、異国情緒あふれる街並みが今もそのまま残っています。
教会群や洋館などの見どころが市電の停留所1区間の距離に集中しているので、短い時間でたくさんのスポットを楽しむことができるのも大きな魅力です。
函館・元町観光のコツ!めぐり方指南
レトロな教会や洋館を坂を上り下りしながら歩く
元町エリアには函館山に向かって数多くの坂道が延びています。坂を上り下りしながら、王道の観光スポットやレトロな建物ウォッチング。 爽やかな潮風の中で函館の歴史を感じながら、おしゃれな街並みを楽しみましょう。
函館・元町のおさんぽコース
各観光スポット間の距離は近いため、短時間で見てまわれます。さらに時間を短縮するなら、レンタサイクルも利用してみましょう。
【所要時間】約2時間
START 市電 末広町
⇩
① 八幡坂
⇩ 徒歩3分
② 天然酵母パンtombolo
⇩ 徒歩すぐ
③ 大三坂
⇩ 徒歩3分
④ 二十間坂
⇩ 徒歩3分
⑤ カトリック元町教会
⇩ 徒歩1分
⑥ 函館聖ヨハネ教会
⇩ 徒歩5分
⑦ 元町日和館
⇩ 徒歩2分
⑧ 旧函館公会堂
⇩ 徒歩3分
⑨ 旧北海道庁函館支庁庁舎
⇩ 徒歩2分
⑩ 旧相馬家住宅
⇩ 徒歩2分
⑪ 函館市旧イギリス領事館
<ひと休みスポット>ティールームヴィクトリアンローズ
⇩ 徒歩すぐ
⑫ 基坂
⇩
GOAL 市電 末広町
函館・元町の観光お散歩スポットナビ
函館・元町の観光お散歩スポットナビ① 八幡坂
映画やCMに登場する名物坂
坂の上から函館湾を一望できるロケーションと、並木が素晴らしく、映画やテレビの撮影に数多く登場。道の先には函館市青函連絡船記念館摩周丸も見える。坂の名前はかつて函館八幡宮があったことに由来している。
函館・元町の観光お散歩スポットナビ② 天然酵母パン tombolo
黄色の建物がカワイイ、人気のパン&ギャラリー
大三坂沿いに建つ黄色い外観がかわいい大正10(1921)年築のパン店兼陶芸作品ギャラリー。建物は和洋折衷様式の古民家。天然酵母を使った香り高いパンと陶芸作品を販売する人気店。
Studio Oval、天然酵母パン tombolo
- 住所
- 北海道函館市元町30-6
- 交通
- JR函館本線函館駅から市電十字街方面行きで5分、十字街下車、徒歩7分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 11:00~17:00(閉店)
- 休業日
- 月・火曜、祝日の場合は振替休あり(臨時休あり)
- 料金
- コーヒーカップ&ソーサー=14000円(1客)/ビアマグカップ=3800円~/箸置=1200円~/急須=13000円~/カンパーニュ=1.1円(1g)/天然酵母パン=380円(レーズンパン)、480円(いちじくとくるみのパン)、420円(くるみパン)、450円(山ぶどうとくるみのパン)/
函館・元町の観光お散歩スポットナビ③ 大三坂
石畳と街路樹が華を添える美麗な坂
「日本の道100選」にも選定されている坂道。名前の由来は江戸時代に坂の入り口に「大三」という郷宿があったため。郷宿とは公用で出てきた地方の村民が泊まる宿のこと。
函館・元町の観光お散歩スポットナビ④ 二十間坂
防火帯の役目を果たした広い坂
明治12(1879)年の函館を襲った大火のあと、どんな火事でもくいとめられるよう、二十間(約36m)もの広い防火帯が整備されたのがこの坂。坂の幅が名前の由来になっている。
函館・元町の観光お散歩スポットナビ⑤ カトリック元町教会
石畳の大三坂に映える荘厳な建物
フランス人宣教師のメルメ・デ・カションが、江戸時代末期に仮聖堂を建てたのが始まり。建物は明治40(1907)年の大火で焼失したが、大正12(1923)年に現在の聖堂が再建され、高さ33mの大鐘楼も同時に建てられた。ローマ法王ベネディクト15世から贈られた貴重な祭壇も必見だ。
カトリック元町教会
- 住所
- 北海道函館市元町15-30
- 交通
- JR函館本線函館駅から市電十字街方面行きで5分、十字街下車、徒歩10分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 10:00~16:00(閉会、日曜は午後のみ)
- 休業日
- 無休(年末年始休、見学は礼拝・聖堂使用による臨時休あり)
- 料金
- 無料
函館・元町の観光お散歩スポットナビ⑥ 函館聖ヨハネ教会
十字架をイメージした独特の外観が印象的
明治7(1874)年にイギリスの宣教師が伝道を始めた、英国プロテスタントの教会。火災による焼失を経て、現在の建物は昭和54(1979)年に完成。中世ヨーロッパの教会に見られる建築様式で、どの角度から見ても十字架が見えるデザイン。
函館聖ヨハネ教会
- 住所
- 北海道函館市元町3-23
- 交通
- JR函館本線函館駅から市電十字街方面行きで5分、十字街下車、徒歩15分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 見学自由(外観のみ)
- 休業日
- 無休
- 料金
- 情報なし
函館・元町の観光お散歩スポットナビ⑦ 元町日和館
函館の作家による雑貨も豊富
動物をモチーフにした雑貨を多く取り扱う雑貨店。手前のモスグリーンの建物は、大火後の大正10(1921)年築の趣きのある建物。
元町日和館
- 住所
- 北海道函館市元町10-13
- 交通
- JR函館本線函館駅から市電函館どつく前行きで8分、末広町下車、徒歩5分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 10:00~16:00(閉館、5~10月は~17:00)
- 休業日
- 月曜、祝日の場合は翌日休、7~9月は無休(GWは開館、12月25日~翌1月3日休)
- 料金
- 北うさぎ小皿=648円/本革KITAUSAGIキーホルダー=1080円/ピアス等=972円~/エコバッグ=648円/Tシャツ=2160円/ねこ雑貨=216円~/絵葉書=108円/猫ブックカバー=1080円/のぞき猫額=5100円/
函館・元町の観光お散歩スポットナビ⑧ 旧函館区公会堂
ブルーグレーの外観が美しいモダンで豪奢な建物
明治40(1907)年の大火で、住民の集会所だった町会所が焼失したため、有志の住民が「公会堂建設協議会」を結成。当時の豪商・相馬哲平や市民による巨額の寄付によって3年後に竣工した。大理石の暖炉を備えた応接室やシャンデリアなど、当時の華やかさを残す内部も必見だ。国の重要文化財に指定されている。
旧函館区公会堂(函館市重要文化財)
- 住所
- 北海道函館市元町11-13
- 交通
- JR函館本線函館駅から市電函館どつく前行きで10分、末広町下車、徒歩7分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~17:30、土~月曜は~18:30(11~翌3月は~16:30)
- 休業日
- 無休(臨時休あり、4月15日、11月19日、12月31日~翌1月3日休、翌1月21日休)
- 料金
- 入館料=300円、大学生以下150円/衣装レンタル(30分)=2500円~/
函館・元町の観光お散歩スポットナビ⑩ 旧北海道庁函館支庁庁舎
政治機関の中心であった元町公園内の洋風建築物
北海道有形文化財に指定されている洋風建築物。明治42(1909)年に建築、昭和57(1982)年に修復整備された。江戸末期や明治時代に函館や道南の政治機関の中心であった元町公園内にあり、現在は函館市元町観光案内所として活用されている。
函館・元町の観光お散歩スポットナビ⑩ 旧相馬家住宅
北海道屈指の豪商が建てた邸宅
欄間や窓ガラスなどに豪華な意匠が施されている和洋折衷の建物。館内や土蔵ギャラリーにある約260年前の江差屏風など充実した展示物が圧巻。2018年に国の指定重要文化財に指定された。
旧相馬家住宅
- 住所
- 北海道函館市元町33-2
- 交通
- JR函館本線函館駅から市電函館どつく前行きで8分、末広町下車、徒歩7分
- 営業期間
- 4月下旬~11月上旬
- 営業時間
- 9:30~16:30
- 休業日
- 期間中水・木曜
- 料金
- 900円
函館・元町の観光お散歩スポットナビ⑪ 函館市旧イギリス領事館
イギリスの薫りが漂う開港の歴史を伝える記念館
大正2(1913)年築、イギリス人設計士の手による建物で、コロニアルという建築様式を採用した。レンガ造りで外壁には塗装が施されている。昭和9(1934)年まで領事館として機能し、現在は、函館開港の歴史を伝える記念ホールやカフェが入る。
函館市旧イギリス領事館
- 住所
- 北海道函館市元町33-14
- 交通
- JR函館本線函館駅から市電函館どつく前行きで8分、末広町下車、徒歩5分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~18:30(閉館19:00)、11~翌3月は9:00~16:30(閉館17:00)、スーベニアショップは10:00~16:00、ティールームは10:00~16:00(L.O.15:00)
- 休業日
- 無休(年末年始休)
- 料金
- 入館料=大人300円、小・中・高・大学生150円/(障がい者手帳持参で本人と介護者2名まで無料、市内在住の65歳以上は証明書持参で半額)
<函館・元町の観光お散歩 ひと休みスポット> ティールームヴィクトリアンローズ
函館市旧イギリス領事館内にあるカフェ
イギリスから取り寄せた調度品を配したカフェで本場の紅茶を味わおう。店内からは中庭を見ることもできる。
ティールーム ヴィクトリアンローズ
- 住所
- 北海道函館市元町33-14
- 交通
- JR函館本線函館駅から市電函館どつく前行きで8分、末広町下車、徒歩5分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 10:00~15:30(閉店16:00)
- 休業日
- 無休
- 料金
- アフターヌーンティーセット=1500円/ケーキセット=850円/コラーゲン入り薔薇ゼリーアイス=750円/イギリス輸入の紅茶=600円~/
函館・元町の観光お散歩スポットナビ⑫ 基坂
江戸時代中期から街の中心機関が置かれていた
坂の下に明治時代に造られた里程元標の木柱が立てられ、坂の上は、江戸時代中期以降の亀田番所や函館奉行所、旧北海道庁函館支庁などが置かれ、函館の中心だったところ。
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【筆者】編集工房ビータス
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