更新日: 2023年10月3日
山の辺の道見どころ&モデルプランを案内~のどかな風景のなかを歴史散歩~
山の辺の道とは、歴史に登場する道路の中で最古といわれる、桜井市周辺から奈良市街へ通じる古道です。
古代から多くの人々が行き交った道でもあり、パワースポットも点在しています。
素朴な農道沿いに名所旧跡があり、のどかな風景を楽しみながら歴史散策を楽しむことができます。
日本最古の道を、おすすめモデルコースでめぐるプランをご紹介します
目次
【山の辺の道×観光】モデルコース
いにしえの道を歩き、古代に思いを馳せる歴史ロマン散策
●歩く距離:約17.0㎞
●歩く時間:約4時間30分
【START】天理駅
↓ 徒歩30分
1.石上神宮
↓ 徒歩45分
2.夜都伎神社
↓ 徒歩10分
3.竹之内環濠集落
↓ 徒歩45分
4.長岳寺
↓ 徒歩10分
5.崇神天皇陵
↓ 徒歩10分
6.景行天皇陵
↓ 徒歩45分
7.檜原神社
↓ 徒歩20分
8.狭井神社
↓ 徒歩10分
9.大神神社
↓ 徒歩10分
10.平等寺
↓ 徒歩5分
11.金屋の石仏
↓ 徒歩30分
【GOAL】桜井駅
【山の辺の道×観光】おごそかな雰囲気に包まれた古社「石上神宮」
古代の豪族・物部氏の総氏神。境内は深い緑に囲まれ、神さびた雰囲気。古代より朝廷の崇敬があつく、多くのご神宝を収蔵している。老杉に包まれた境内に建つ檜皮葺きの拝殿は、白河天皇が宮中の神嘉殿を寄進したと伝わる。
【豆知識】禁足地
拝殿の裏手にある、東西44.5m、南北29.5mの「布留社」と文字が刻まれた石垣に囲まれている禁足地は、境内で最も神聖な場所。石上神宮には本来本殿はなく、禁足地が祭祀の対象とされていた。明治時代に行なわれた発掘作業では数々の勾玉、剣、矛などが出土し、その多くが重要文化財に指定されている。
石上神宮
- 住所
- 奈良県天理市布留町384
- 交通
- 近鉄天理線天理駅からタクシーで10分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 5:30~17:30(楼門)、9:00~17:00(授与所)、時期により異なる
- 休業日
- 無休
- 料金
- 無料
【山の辺の道×観光】<立ち寄りスポット>人のつながりを生むネオ・コフン「天理駅前広場CoFuFun」
天理駅前にある古墳の形がユニークな複合施設。野外ステージ、カフェ、大型遊具などが集まり、幅広い人々の憩いの場に。観光案内や、山の辺の道を歩く人へのウォーキングポールの無料貸し出しサービスなどもある。
【山の辺の道×観光】珍しい茅葺きの拝殿が特徴「夜都伎神社」
古くから春日大社と深い縁故を持ち、明治維新までは「蓮の御供」と称する神饌を献じてきた。村の北方に鎮座 し、俗に春日神社といって、春日の 四神と琴平神社、八坂神社を祀る。
【山の辺の道×観光】村を守る知恵のなごり「竹之内環濠集落」
中世のころ大和地方にみられた集落で、周囲に濠をめぐらし外敵の侵入を防いだもの。奈良盆地でもっとも高い位置にあり、現在はその面影を小さな池に残すのみ。
【山の辺の道×観光】晩春のツツジなど四季の花が彩る「長岳寺」
天長元(824)年に弘法大師空海が創建。本尊の阿弥陀三尊やわが国最古という鐘楼門など、多くの文化財を有する。また、1万2000坪もの境内には、四季折々の花が咲き誇る。
【コレは必見!】極楽地獄図
狩野山楽による作品。毎年10月23日〜11月30日の間のみ、本堂で開帳される。住職によるコミカルな絵解き説法が行われる。
長岳寺
- 住所
- 奈良県天理市柳本町508
- 交通
- JR桜井線柳本駅から徒歩20分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~17:00(最終入場)
- 休業日
- 無休
- 料金
- 拝観料=大人400円、高・大学生350円、中学生300円、小学生250円/(30名以上の団体は割引あり、障がい者手持参で拝観料100円)
【山の辺の道×観光】大和王権を築いた天皇の墓とされる「崇神天皇陵」
全長242mで、古い文献には「山辺道勾岡上陵」と記されている。周囲には水をたたえた濠がめぐらされ、土堤沿いに一周歩くことができ、散歩コースとしてもおすすめだ。
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【筆者】jigen
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まっぷるの奈良、山陰地方を担当。担当エリア以外にもオモシロネタを発信します!