更新日: 2024年2月18日
大分観光はこれでOK!押さえておきたいおすすめ観光スポットと各エリアの特徴
日本一のおんせん県を謳う大分県。温泉湧出量全国1位の別府をはじめ、国内屈指の温泉リゾートとして国内外から人気を集める由布院、炭酸系温泉として名高い長湯など、大分県には多彩な温泉地が点在しています。
また、広大な草原と山々が展開するくじゅう、古刹が点在する国東半島など、温泉以外の旅の魅力も満載です。
そして、忘れてはいけないのがご当地グルメ。とり天や豊後牛など大分には美味しいものがいっぱい。中でも大分が誇るブランド魚の関アジ・関サバは絶品です。
大分旅行に出かける前に、各エリアの情報を把握して楽しい旅のプランを立てましょう!
大分を知る3つのポイント大分県に関する小ネタは、知っているとより楽しい旅になること間違いなし!
その1 日本一の「おんせん県」なんです!
温泉の源泉数4445か所、湧出量27万9253ℓ/分で、ともに日本一を誇る。県内一の源泉数をもつ別府では、いたるところで湯けむりが上がる風景が見られる。
その2 大分県民はカボスが大好き
大分県内の飲食店でよく見かけるカボスの料理や調味料。大分はカボス出荷量が全国一で、大分県民にとって肉や魚だけではなく、味噌汁にも欠かせない隠し味として愛されている。
その3 焼酎造りが盛ん
昭和48(1973)年、主原料に大麦を使った焼酎を販売した二階堂酒造をはじめ、県内にある約32の蔵元で麦焼酎が作られている。その生産量は国内トップクラスで、全国に流通している。
大分の五大温泉を知ろう
全国1位の源泉数・湧出量を誇る別府温泉郷、名宿が建ち並ぶ由布院温泉など名湯がそろい、名実ともに「日本一のおんせん県」である大分県。代表的な温泉地の特色をわかりやすく解説します!
①別府温泉郷
「別府八湯」と呼ばれる日本一の温泉郷
源泉数、総湧出量ともに日本一の別府には、観海寺、鉄輪、浜脇、別府、堀田、明礬、柴石、亀川と8つの温泉地が集まり、その総称を「別府八湯」と呼ぶ、それぞれに異なる泉質をもち、個性的な温泉が集まる。
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②由布院温泉郷
由布院を中心に広がる湯の里
自然がいっぱいの由布院、豊富な湯量を誇る温泉と趣向を凝らした名宿や閑静な旅館が多くの人を魅了してやまない。由布院の周辺には、レトロな温泉街に注目の湯平や、強酸性の湯が評判の塚原がある。
》》由布院温泉郷の関連記事
③九重”夢”温泉郷
くじゅう連山の三冠に名湯が湧く
くじゅう連山のふもとに12の温泉が点在。古くから湯治場として栄えてきた筋湯、壁湯や宝泉寺、寒の地獄などそれぞれ個性をもつ湯めぐりができる。
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④天ヶ瀬温泉
せせらぎが響く河畔のいで湯
玖珠川の両岸に温泉宿が連なる湯の里。名物の露天風呂は手が届きそうなほど間近に川が流れ、自然との一体感が味わえる。温泉街には表情豊かなお地蔵さまや造りの異なる足湯などがある。
》》天ヶ瀬温泉の関連記事
⑤長湯温泉
炭酸泉が湧き出る由緒ある温泉療養地
日本一の炭酸系温泉地として名高く、歌人や詩人など著名人も訪れた由緒ある温泉。全身を気泡で包む炭酸泉が湧き出ており、全国で4番目、九州では初めてとなる「源泉かけ流し宣言」を行った。
大分の注目イベント
別府八湯温泉まつり
【期 間】 4月(予定)
【開催地】 別府市内各所、別府駅前ほか
温泉の恩恵に感謝する祭り。まつり期間中は、市内約100か所の温泉が無料開放される。
別府八湯温泉まつり
- 住所
- 大分県別府市JR別府駅前会場ほか市内各所
- 交通
- JR日豊本線別府駅からすぐ(JR別府駅前会場)
- 営業期間
- 4月1日と4月第1週の週末
- 営業時間
- 扇山火まつり18:00頃~、他イベントにより異なる、詳細は要問合せ
- 休業日
- 情報なし
- 料金
- 要問合せ
湯布院映画祭
【期 間】 8月最終水曜〜日曜
【開催地】 由布市湯布院町
映画ファンが企画するテーマごとに話題作が上映される地方映画祭。
湯布院映画祭
- 住所
- 大分県由布市湯布院町川上3738-1ゆふいんラックホール
- 交通
- JR久大本線由布院駅から徒歩5分
- 営業期間
- 8月下旬
- 営業時間
- 10:00~24:00、詳細は要問合せ
- 休業日
- 情報なし
- 料金
- 要問合せ
天領日田おひなまつり
【期 間】 2月15日〜3月31日(施設により異なる)
【開催地】 日田市豆田町・隈町界隈
旧家に残る雛人形を公開。江戸期から明治期にかけて作られた178体の雛人形は圧巻。
天領日田おひなまつり
- 住所
- 大分県日田市豆田町、隈町、天瀬町、大山町
- 交通
- JR久大本線日田駅から徒歩20分(豆田地区)
- 営業期間
- 2月中旬~3月下旬
- 営業時間
- 施設により異なる
- 休業日
- 施設により異なる
- 料金
- 施設により異なる
おすすめのモデルプランは?
初めて訪れるなら、別府の地獄めぐりや由布院観光、日田の町歩きが盛り込まれた2泊3日の王道コースを行きましょう。
大分タウンを皮切りに、別府から国東へ足をのばすコースや、くじゅう・長湯・臼杵で絶景と温泉を満喫するコースもおすすめです。
》》モデルプランの詳しい記事を見る
【大分旅行】おすすめモデルプランはこれ!大分を満喫する2泊3日のドライブプラン!
各エリアの特徴とおすすめの楽しみ方
大分の基本情報をチェックしたら、次はエリアの位置関係や特徴を押さえておきましょう。各エリアでおすすめの過ごし方や観光スポット、人気のグルメスポットもあわせて紹介するので、行き先に迷っている方は要チェックです!
①別府エリア
温泉湧出量全国1位!おんせん県の代表
毎分約10万2975ℓの湧出量を誇り、源泉約2856か所の温泉大国。8つの温泉「別府八湯」で、多彩な湯あみを満喫できる。熱泥・噴気が湧く「べっぷ地獄めぐり」は別府観光の王道。
エリアの魅力はなんといっても「別府八湯」!
柴石、亀川、明礬、鉄輪、堀田、別府、観海寺、浜脇の8つの温泉の総称。それぞれに泉質や入浴スタイルが異なる。
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▼別府八湯、まずは「別府温泉」へ行こう
伊予国風土記に「速見の湯」と記されるが、本格的な温泉地となったのは江戸時代以降のこと。明治、大正、昭和と温泉街が拡大され、別府八湯の中心となった。
▼別府八湯、「鉄輪温泉」にも行ってみよう
おびただしい湯けむりが立ち上る
いたるところから湯けむりが上がり、別府八湯のなかでもいちばん温泉場らしい雰囲気が味わえる。
エリアのお楽しみは「地獄めぐり」!
100℃近い湯が湧き、もうもうと湯気が上がる地獄。7つの地獄があり、温泉熱を利用した軽食やみやげもある。
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べっぷ地獄めぐり
- 住所
- 大分県別府市鉄輪559ー1
- 交通
- JR日豊本線別府駅から亀の井バス鉄輪経由立命館アジア太平洋大学行きで25分、海地獄前下車すぐ
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 8:00~17:00(閉園)
- 休業日
- 無休
- 料金
- 共通観覧券=大人(高校生以上)2000円、小人(小・中学生)1000円/(障がい者手帳持参で割引あり。クレジットカードは7つの地獄の内、海地獄、鬼石坊主地獄、かまど地獄、白池地獄、血の池地獄で利用可。鬼山地獄、龍巻地獄では利用不可)
▼地獄めぐりならまずここへ 「海地獄」
爽やかなコバルトブルーの灼熱地獄
約1200年前の鶴見岳の噴火でできた地獄。海のように澄んだブルーが涼しげに見えるが、むせるような噴気が立ち込め、冬でもジワリと汗がにじむ。地獄の源泉を利用した池で熱帯性の蓮を育てている。
べっぷ地獄めぐり 海地獄
- 住所
- 大分県別府市鉄輪559-1
- 交通
- JR日豊本線別府駅から亀の井バス鉄輪経由(2番・5番・24番・41番)立命館アジア太平洋大学行きなどで20分、海地獄前下車すぐ
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 8:00~17:00(閉園)
- 休業日
- 無休
- 料金
- 共通観覧券=大人(高校生以上)2000円、小人(小・中学生)1000円/えんまんの湯=560円(5袋)/地獄蒸し焼きプリン=300円/温泉卵=300円(5個)/
エリアのおすすめグルメは「とり天」
別府発祥の名物ご当地グルメとり天。衣の色やタレ、使用する部位など、各店がアイデアと工夫を凝らしている。
▼とり天を食べるなら「グリルみつば」へ
老舗洋食屋で味わうフワフワのとり天
創業昭和28(1953)年から看板メニューのとり天は、注文をうけてから衣を付け、ふんわり揚げている。カボスを搾ると風味が増し、ソースの味を引き立たせる。ほかに、洋食メニューも豊富。
グリルみつば
- 住所
- 大分県別府市北浜1丁目4-31
- 交通
- JR日豊本線別府駅から徒歩8分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 11:30~13:30(閉店14:00)、18:00~20:00(閉店21:00)
- 休業日
- 月曜の夜、火曜(12月31日~翌1月2日休)
- 料金
- とり天=120円/豊後牛の鉄板焼き(ロース、100g)=5000円/とんかつ=1300円/ビーフカツ=1950円/
▼豊後牛を食べるなら「豊後牛ステーキの店そむり」へ
上質なうまみを味わえるステーキ
最高クラスの豊後牛を使ったステーキを出すステーキハウス。中はレアのまま、うまみを閉じ込めて焼き上げた肉は、食べるまで肉汁を逃さぬようカットせずに出す。自家製デミグラスソースが味わいをより引き立てる。
豊後牛ステーキの店 そむり
- 住所
- 大分県別府市北浜1丁目4-28笠岡商店ビル 2階
- 交通
- JR日豊本線別府駅から徒歩5分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 11:30~13:30(閉店14:00)、17:30~21:00(閉店22:00)
- 休業日
- 月曜
- 料金
- 豊後牛ヒレステーキ=6900円~/牛ヒレカツ=3900円/海老フライ・ハンバーグの二品盛り合わせ=1200円/
②大分タウン・佐伯・臼杵エリア
近年賑わいを見せる話題のエリア
大分県最大の都市。戦国大名の大友宗麟が君臨した地として、大分城址公園や府内城跡などが残るいっぽう、大分駅周辺には近代的なシティホテルや美術館、おしゃれなカフェが建つ。
まずはここへ!大分マリーンパレス水族館「うみたまご」
大分マリーンパレス水族館「うみたまご」
- 住所
- 大分県大分市大分県大分市大字神崎 字ウト3078-22
- 交通
- JR大分駅から大分交通別府方面行きバスで20分 高崎山下車すぐ/別府駅から車で10分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 3月~10月=9:00~18:00、11月~2月=9:00~17:00
- 休業日
- 不定休※年に2日程度
- 料金
- 高校生以上=2300円、小・中学生=1150円、4才以上=750円(3歳以下無料、シニア割引き、障がい者手帳提示で割引きあり)
こちらも行きたい!「大分県立美術館OPAM」
世界的建築家、坂 茂氏の設計による印象的な外観が特徴。気軽に立ち寄れるフリースペースにもアート作品が多数ある。
大分県立美術館(OPAM)
- 住所
- 大分県大分市寿町2-1
- 交通
- JR大分駅から徒歩15分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 10:00~18:30(閉館19:00)、金・土曜は~19:30(閉館20:00)
- 休業日
- 無休(点検期間休)
- 料金
- コレクション展観覧料=大人300円、高・大学生200円、中学生以下無料、企画展は別料金/(20名以上の団体は大人250円、高・大学生150円、障がい者手帳持参で本人と同伴者1名無料)
▼大分タウンのおすすめスポット「大分市高崎山自然動物園」
約1400頭の群れが暮らす野生ザルの楽園
およそ1000頭のニホンザルがBとCの群れに分かれ、エサを食べに山から下りてくる。むじゃきに遊ぶ子ザルや、毛づくろいやひなたぼっこをする親ザルまで、個性的なサルたちそれぞれの行動や表情が楽しい。広場には生態に詳しいガイドが常駐している。
大分市高崎山自然動物園
- 住所
- 大分県大分市神崎3098-1
- 交通
- JR大分駅から大分交通別府方面行きバスで20分、高崎山下車すぐ
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~16:30(閉園17:00)
- 休業日
- 無休(年に数日程度臨時休園日あり)
- 料金
- 入園料=大人520円、小・中学生260円/もんちゃん焼き=670円/海じおソフトクリーム=350円/サルのぬいぐるみ=870円/さるっこレール(モノレール、往復)=110円/(障がい者手帳持参で本人と同伴者1名まで入園料、モノレール無料)
▼大分タウンのおすすめスポット「JRおおいたシティ」
大分市中心部のランドマーク
大分市中心部のランドマークである「JRおおいたシティ」は、約240店舗が入る大型商業施設「アミュプラザおおいた」とホテル、「CITY SPAてんくう」の複合ビル。ファッション、雑貨、飲食店、映画館などさまざま。
▼関あじ関さばを食べるなら「あまべの郷 関あじ関さば館」
濃厚な脂のうまみを堪能
注文後に捌く新鮮な地魚をふんだんに使った海鮮丼が名物。関アジや関サバの造りは半身から持ち帰り可能だ。1階にある物産館では、関アジ、関サバの加工品を販売している。
あまべの郷 関あじ関さば館
- 住所
- 大分県大分市白木949
- 交通
- JR日豊本線幸崎駅からタクシーで12分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 11:00~16:00、物産館は10:00~17:00
- 休業日
- 無休
- 料金
- 関の海鮮丼=1296円/豊後の天丼=1296円/関さば御膳=3024円/関さば姿造り=3456円/
▼カフェで一休みするなら「cafe giraffe」
北村直登さんの作品が目を引くカフェ
北村直登氏をはじめ、大分在住の作家の作品を販売する。そのほか、食事メニューは手作りの家庭料理が並ぶ定食形式で、女性1人でも入りやすい。
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大分タウンの人気カフェ&ランチをセレクト
cafe giraffe
- 住所
- 大分県大分市府内町2丁目2-1名店ビル 1階
- 交通
- JR大分駅から徒歩10分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 11:30~20:00(閉店20:30)
- 休業日
- 火曜
- 料金
- カプチーノとアップルパイのバニラアイス添えセット=1050円/北村直登オリジナルフレーム=5500円~/
こちらも行きたい!佐伯
晴れた日は四国まで望む青い海に面した町。シーサイドドライブや名物の海鮮丼を求めて県内外から訪れる。
》》佐伯エリアの関連記事
大分【佐伯】豊後水道に面したシーサイドをドライブ
▼佐伯エリアのおすすめスポット「錦寿司」
シャリからあふれる巨大ネタに大満足
一貫に三貫分ほどの大ぶりのネタがのる寿司が名物。おまかせセットには20cmもあるイカ、車エビ、ウニなど10種が並ぶ。とくに6月から10月が旬の車エビは甘みが強く、プリプリの食感で絶品。
くじゅう・長湯温泉の新着記事
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
【筆者】クロス編集事務所
SNS
会社創立は平成元年。以来、『まっぷるマガジン』『ことりっぷ』などなど、福岡市の編集プロダクションとしての立地を生かし、見どころ、グルメ、温泉、宿など九州一円の観光情報誌の制作にかかわってきました。
これからも、これまで培ってきたノウハウを存分に発揮して、個性あふれる九州の魅力と元気のよさを多くの方々に伝えていきたいと思います!
大分県に関する小ネタは、知っているとより楽しい旅になること間違いなし!
その1 日本一の「おんせん県」なんです!
温泉の源泉数4445か所、湧出量27万9253ℓ/分で、ともに日本一を誇る。県内一の源泉数をもつ別府では、いたるところで湯けむりが上がる風景が見られる。
その2 大分県民はカボスが大好き
大分県内の飲食店でよく見かけるカボスの料理や調味料。大分はカボス出荷量が全国一で、大分県民にとって肉や魚だけではなく、味噌汁にも欠かせない隠し味として愛されている。
その3 焼酎造りが盛ん
昭和48(1973)年、主原料に大麦を使った焼酎を販売した二階堂酒造をはじめ、県内にある約32の蔵元で麦焼酎が作られている。その生産量は国内トップクラスで、全国に流通している。
大分の五大温泉を知ろう
全国1位の源泉数・湧出量を誇る別府温泉郷、名宿が建ち並ぶ由布院温泉など名湯がそろい、名実ともに「日本一のおんせん県」である大分県。代表的な温泉地の特色をわかりやすく解説します!
①別府温泉郷
「別府八湯」と呼ばれる日本一の温泉郷
源泉数、総湧出量ともに日本一の別府には、観海寺、鉄輪、浜脇、別府、堀田、明礬、柴石、亀川と8つの温泉地が集まり、その総称を「別府八湯」と呼ぶ、それぞれに異なる泉質をもち、個性的な温泉が集まる。
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②由布院温泉郷
由布院を中心に広がる湯の里
自然がいっぱいの由布院、豊富な湯量を誇る温泉と趣向を凝らした名宿や閑静な旅館が多くの人を魅了してやまない。由布院の周辺には、レトロな温泉街に注目の湯平や、強酸性の湯が評判の塚原がある。
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③九重”夢”温泉郷
くじゅう連山の三冠に名湯が湧く
くじゅう連山のふもとに12の温泉が点在。古くから湯治場として栄えてきた筋湯、壁湯や宝泉寺、寒の地獄などそれぞれ個性をもつ湯めぐりができる。
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④天ヶ瀬温泉
せせらぎが響く河畔のいで湯
玖珠川の両岸に温泉宿が連なる湯の里。名物の露天風呂は手が届きそうなほど間近に川が流れ、自然との一体感が味わえる。温泉街には表情豊かなお地蔵さまや造りの異なる足湯などがある。
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⑤長湯温泉
炭酸泉が湧き出る由緒ある温泉療養地
日本一の炭酸系温泉地として名高く、歌人や詩人など著名人も訪れた由緒ある温泉。全身を気泡で包む炭酸泉が湧き出ており、全国で4番目、九州では初めてとなる「源泉かけ流し宣言」を行った。
大分の注目イベント
別府八湯温泉まつり
【期 間】 4月(予定)
【開催地】 別府市内各所、別府駅前ほか
温泉の恩恵に感謝する祭り。まつり期間中は、市内約100か所の温泉が無料開放される。
別府八湯温泉まつり
- 住所
- 大分県別府市JR別府駅前会場ほか市内各所
- 交通
- JR日豊本線別府駅からすぐ(JR別府駅前会場)
- 営業期間
- 4月1日と4月第1週の週末
- 営業時間
- 扇山火まつり18:00頃~、他イベントにより異なる、詳細は要問合せ
- 休業日
- 情報なし
- 料金
- 要問合せ
湯布院映画祭
【期 間】 8月最終水曜〜日曜
【開催地】 由布市湯布院町
映画ファンが企画するテーマごとに話題作が上映される地方映画祭。
湯布院映画祭
- 住所
- 大分県由布市湯布院町川上3738-1ゆふいんラックホール
- 交通
- JR久大本線由布院駅から徒歩5分
- 営業期間
- 8月下旬
- 営業時間
- 10:00~24:00、詳細は要問合せ
- 休業日
- 情報なし
- 料金
- 要問合せ
天領日田おひなまつり
【期 間】 2月15日〜3月31日(施設により異なる)
【開催地】 日田市豆田町・隈町界隈
旧家に残る雛人形を公開。江戸期から明治期にかけて作られた178体の雛人形は圧巻。
天領日田おひなまつり
- 住所
- 大分県日田市豆田町、隈町、天瀬町、大山町
- 交通
- JR久大本線日田駅から徒歩20分(豆田地区)
- 営業期間
- 2月中旬~3月下旬
- 営業時間
- 施設により異なる
- 休業日
- 施設により異なる
- 料金
- 施設により異なる
おすすめのモデルプランは?
初めて訪れるなら、別府の地獄めぐりや由布院観光、日田の町歩きが盛り込まれた2泊3日の王道コースを行きましょう。
大分タウンを皮切りに、別府から国東へ足をのばすコースや、くじゅう・長湯・臼杵で絶景と温泉を満喫するコースもおすすめです。
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【大分旅行】おすすめモデルプランはこれ!大分を満喫する2泊3日のドライブプラン!
各エリアの特徴とおすすめの楽しみ方
大分の基本情報をチェックしたら、次はエリアの位置関係や特徴を押さえておきましょう。各エリアでおすすめの過ごし方や観光スポット、人気のグルメスポットもあわせて紹介するので、行き先に迷っている方は要チェックです!
①別府エリア
温泉湧出量全国1位!おんせん県の代表
毎分約10万2975ℓの湧出量を誇り、源泉約2856か所の温泉大国。8つの温泉「別府八湯」で、多彩な湯あみを満喫できる。熱泥・噴気が湧く「べっぷ地獄めぐり」は別府観光の王道。
エリアの魅力はなんといっても「別府八湯」!
柴石、亀川、明礬、鉄輪、堀田、別府、観海寺、浜脇の8つの温泉の総称。それぞれに泉質や入浴スタイルが異なる。
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▼別府八湯、まずは「別府温泉」へ行こう
伊予国風土記に「速見の湯」と記されるが、本格的な温泉地となったのは江戸時代以降のこと。明治、大正、昭和と温泉街が拡大され、別府八湯の中心となった。
▼別府八湯、「鉄輪温泉」にも行ってみよう
おびただしい湯けむりが立ち上る
いたるところから湯けむりが上がり、別府八湯のなかでもいちばん温泉場らしい雰囲気が味わえる。
エリアのお楽しみは「地獄めぐり」!
100℃近い湯が湧き、もうもうと湯気が上がる地獄。7つの地獄があり、温泉熱を利用した軽食やみやげもある。
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べっぷ地獄めぐり
- 住所
- 大分県別府市鉄輪559ー1
- 交通
- JR日豊本線別府駅から亀の井バス鉄輪経由立命館アジア太平洋大学行きで25分、海地獄前下車すぐ
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 8:00~17:00(閉園)
- 休業日
- 無休
- 料金
- 共通観覧券=大人(高校生以上)2000円、小人(小・中学生)1000円/(障がい者手帳持参で割引あり。クレジットカードは7つの地獄の内、海地獄、鬼石坊主地獄、かまど地獄、白池地獄、血の池地獄で利用可。鬼山地獄、龍巻地獄では利用不可)
▼地獄めぐりならまずここへ 「海地獄」
爽やかなコバルトブルーの灼熱地獄
約1200年前の鶴見岳の噴火でできた地獄。海のように澄んだブルーが涼しげに見えるが、むせるような噴気が立ち込め、冬でもジワリと汗がにじむ。地獄の源泉を利用した池で熱帯性の蓮を育てている。
べっぷ地獄めぐり 海地獄
- 住所
- 大分県別府市鉄輪559-1
- 交通
- JR日豊本線別府駅から亀の井バス鉄輪経由(2番・5番・24番・41番)立命館アジア太平洋大学行きなどで20分、海地獄前下車すぐ
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 8:00~17:00(閉園)
- 休業日
- 無休
- 料金
- 共通観覧券=大人(高校生以上)2000円、小人(小・中学生)1000円/えんまんの湯=560円(5袋)/地獄蒸し焼きプリン=300円/温泉卵=300円(5個)/
エリアのおすすめグルメは「とり天」
別府発祥の名物ご当地グルメとり天。衣の色やタレ、使用する部位など、各店がアイデアと工夫を凝らしている。
▼とり天を食べるなら「グリルみつば」へ
老舗洋食屋で味わうフワフワのとり天
創業昭和28(1953)年から看板メニューのとり天は、注文をうけてから衣を付け、ふんわり揚げている。カボスを搾ると風味が増し、ソースの味を引き立たせる。ほかに、洋食メニューも豊富。
グリルみつば
- 住所
- 大分県別府市北浜1丁目4-31
- 交通
- JR日豊本線別府駅から徒歩8分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 11:30~13:30(閉店14:00)、18:00~20:00(閉店21:00)
- 休業日
- 月曜の夜、火曜(12月31日~翌1月2日休)
- 料金
- とり天=120円/豊後牛の鉄板焼き(ロース、100g)=5000円/とんかつ=1300円/ビーフカツ=1950円/
▼豊後牛を食べるなら「豊後牛ステーキの店そむり」へ
上質なうまみを味わえるステーキ
最高クラスの豊後牛を使ったステーキを出すステーキハウス。中はレアのまま、うまみを閉じ込めて焼き上げた肉は、食べるまで肉汁を逃さぬようカットせずに出す。自家製デミグラスソースが味わいをより引き立てる。
豊後牛ステーキの店 そむり
- 住所
- 大分県別府市北浜1丁目4-28笠岡商店ビル 2階
- 交通
- JR日豊本線別府駅から徒歩5分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 11:30~13:30(閉店14:00)、17:30~21:00(閉店22:00)
- 休業日
- 月曜
- 料金
- 豊後牛ヒレステーキ=6900円~/牛ヒレカツ=3900円/海老フライ・ハンバーグの二品盛り合わせ=1200円/
②大分タウン・佐伯・臼杵エリア
近年賑わいを見せる話題のエリア
大分県最大の都市。戦国大名の大友宗麟が君臨した地として、大分城址公園や府内城跡などが残るいっぽう、大分駅周辺には近代的なシティホテルや美術館、おしゃれなカフェが建つ。
まずはここへ!大分マリーンパレス水族館「うみたまご」
大分マリーンパレス水族館「うみたまご」
- 住所
- 大分県大分市大分県大分市大字神崎 字ウト3078-22
- 交通
- JR大分駅から大分交通別府方面行きバスで20分 高崎山下車すぐ/別府駅から車で10分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 3月~10月=9:00~18:00、11月~2月=9:00~17:00
- 休業日
- 不定休※年に2日程度
- 料金
- 高校生以上=2300円、小・中学生=1150円、4才以上=750円(3歳以下無料、シニア割引き、障がい者手帳提示で割引きあり)
こちらも行きたい!「大分県立美術館OPAM」
世界的建築家、坂 茂氏の設計による印象的な外観が特徴。気軽に立ち寄れるフリースペースにもアート作品が多数ある。
大分県立美術館(OPAM)
- 住所
- 大分県大分市寿町2-1
- 交通
- JR大分駅から徒歩15分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 10:00~18:30(閉館19:00)、金・土曜は~19:30(閉館20:00)
- 休業日
- 無休(点検期間休)
- 料金
- コレクション展観覧料=大人300円、高・大学生200円、中学生以下無料、企画展は別料金/(20名以上の団体は大人250円、高・大学生150円、障がい者手帳持参で本人と同伴者1名無料)
▼大分タウンのおすすめスポット「大分市高崎山自然動物園」
約1400頭の群れが暮らす野生ザルの楽園
およそ1000頭のニホンザルがBとCの群れに分かれ、エサを食べに山から下りてくる。むじゃきに遊ぶ子ザルや、毛づくろいやひなたぼっこをする親ザルまで、個性的なサルたちそれぞれの行動や表情が楽しい。広場には生態に詳しいガイドが常駐している。
大分市高崎山自然動物園
- 住所
- 大分県大分市神崎3098-1
- 交通
- JR大分駅から大分交通別府方面行きバスで20分、高崎山下車すぐ
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~16:30(閉園17:00)
- 休業日
- 無休(年に数日程度臨時休園日あり)
- 料金
- 入園料=大人520円、小・中学生260円/もんちゃん焼き=670円/海じおソフトクリーム=350円/サルのぬいぐるみ=870円/さるっこレール(モノレール、往復)=110円/(障がい者手帳持参で本人と同伴者1名まで入園料、モノレール無料)
▼大分タウンのおすすめスポット「JRおおいたシティ」
大分市中心部のランドマーク
大分市中心部のランドマークである「JRおおいたシティ」は、約240店舗が入る大型商業施設「アミュプラザおおいた」とホテル、「CITY SPAてんくう」の複合ビル。ファッション、雑貨、飲食店、映画館などさまざま。
▼関あじ関さばを食べるなら「あまべの郷 関あじ関さば館」
濃厚な脂のうまみを堪能
注文後に捌く新鮮な地魚をふんだんに使った海鮮丼が名物。関アジや関サバの造りは半身から持ち帰り可能だ。1階にある物産館では、関アジ、関サバの加工品を販売している。
あまべの郷 関あじ関さば館
- 住所
- 大分県大分市白木949
- 交通
- JR日豊本線幸崎駅からタクシーで12分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 11:00~16:00、物産館は10:00~17:00
- 休業日
- 無休
- 料金
- 関の海鮮丼=1296円/豊後の天丼=1296円/関さば御膳=3024円/関さば姿造り=3456円/
▼カフェで一休みするなら「cafe giraffe」
北村直登さんの作品が目を引くカフェ
北村直登氏をはじめ、大分在住の作家の作品を販売する。そのほか、食事メニューは手作りの家庭料理が並ぶ定食形式で、女性1人でも入りやすい。
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cafe giraffe
- 住所
- 大分県大分市府内町2丁目2-1名店ビル 1階
- 交通
- JR大分駅から徒歩10分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 11:30~20:00(閉店20:30)
- 休業日
- 火曜
- 料金
- カプチーノとアップルパイのバニラアイス添えセット=1050円/北村直登オリジナルフレーム=5500円~/
こちらも行きたい!佐伯
晴れた日は四国まで望む青い海に面した町。シーサイドドライブや名物の海鮮丼を求めて県内外から訪れる。
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大分【佐伯】豊後水道に面したシーサイドをドライブ
▼佐伯エリアのおすすめスポット「錦寿司」
シャリからあふれる巨大ネタに大満足
一貫に三貫分ほどの大ぶりのネタがのる寿司が名物。おまかせセットには20cmもあるイカ、車エビ、ウニなど10種が並ぶ。とくに6月から10月が旬の車エビは甘みが強く、プリプリの食感で絶品。
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【筆者】クロス編集事務所
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会社創立は平成元年。以来、『まっぷるマガジン』『ことりっぷ』などなど、福岡市の編集プロダクションとしての立地を生かし、見どころ、グルメ、温泉、宿など九州一円の観光情報誌の制作にかかわってきました。
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