備前焼の里巡り～窯元や備前焼カフェを巡って本場の備前焼にふれる～

室町時代から続く老舗窯元
登り窯で焼き上げる作品は、併設のショップで購入できる。26代目の木村桃山さんの作品は、丸みのある形や独創的なデザインが魅力。

美しい緋襷（ひだすき）模様を探すなら
開放的な雰囲気の工房兼ギャラリー。登り窯で焼く表情豊かな明るい緋襷と、現代の生活に溶け込むデザインに定評がある。

作家や窯元の作品が集まる

JR伊部駅に直結した場所にある。2階では岡山県備前焼陶友会会員の作家・窯元の作品4000点近くを展示販売。3階では、土ひねりの体験ができる（土・日曜、祝日のみ、予約制）。

かわいい備前焼アクセサリーに注目

備前焼伝統産業会館の1階にある施設。備前エリアの観光拠点になっているほか、地元のおみやげや、備前焼で作られたアクセサリーも人気。

備前焼の繁栄を祈願する古社

1000年の歴史を持つ神社。参道の敷石や神門の瓦など、境内のいたるところに備前焼を配している。参道沿いの塀には、備前焼作家たちによる陶印（とういん）の角陶板が並ぶ。

作品を眺めながらカフェタイム

人間国宝の山本陶秀から現代作家まで幅広く備前焼を扱う。備前焼を鑑賞できる喫茶コーナーを併設。

備前焼の器を使った備前カレー

備前カレーは備前焼の器を使い、食材も地産地消にこだわるカレー。瀬戸内の海の幸や地元産野菜がたっぷり入ったシーフードカレーが味わえる。

世界に誇る伝統工芸品日本刀の魅力に迫る

刀身を作る備前長船鍛刀場、拵（こしらえ、外装）を手がける備前長船刀剣工房、今泉俊光刀匠記念館、ふれあい物産館がある備前おさふね刀剣の里内に建つ、全国でも珍しい刀剣専門の博物館。

日本最古の庶民のための学校

旧閑谷学校は、「近世日本の教育遺産群―学ぶ心・礼節の本源―」として日本遺産に認定されている。また、2017年に備前焼が日本遺産となったことから、備前瓦が使われる旧閑谷学校はダブルでの認定となった。もともとは寛文10（1670）年に備前藩主池田光政（いけだみつまさ）が、庶民教育を目的に開いた学校で、藩営の庶民教育機関としては日本最古。敷地内の建造物の多くが重要文化財で、備前焼の瓦を使った国宝の講堂には、講堂学習の時や「旧閑谷学校釈菜」の日など限られた日しか入れない。