城崎温泉の外湯めぐりナビ 但馬の人気温泉街を満喫しよう

コウノトリが脚の傷を癒していたことから発見され、その後道智上人によって開かれた。江戸時代から多く訪れていた湯治客は、明治時代に鉄道が開通してさらに増えた。志賀直哉、与謝野晶子など文人が訪れたことでも有名。

【温泉DATA】
源泉数　4
湯温　約60℃
泉質　ナトリウム、カルシウム、塩化物泉
特徴　無色透明、ほのかな塩味、無臭

6つの外湯にはそれぞれご利益があるといわれ、趣もさまざま。城崎温泉では「宿泊して外湯をめぐる」のが基本スタイルなので、宿泊客に外湯入浴券を配布している宿も多い。駅前にあるさとの湯からいちばん離れた鴻の湯まで歩いても20分ほどだ。

【足湯あり(無料)】
自然の岩盤を削った洞窟風呂が有名。温泉医学の祖である香川修徳が「天下一の湯」と記したことから命名された。その昔、大名が駕籠で通ったほどの湯。貸切風呂（別途有料）もある。

【足湯あり(無料)】
中国の西湖から移植した柳の下に湧出したことから名づけられた湯。木造平屋建ての小さな浴場で、檜造りの超音波風呂がある。

温泉寺の開祖、道智上人の一千日祈願によって湧き出したと伝わる。入り口は唐破風、屋根は仏縁にちなんで御堂を模した美しい建物も人目を引く。

南北朝時代の歴史物語「増鏡」に安嘉門院（後堀川天皇の姉）が入湯された由来により名付けられた外湯。

コウノトリが足の傷を癒していたことから源泉が発見されたといわれる城崎最古の湯。ていねいに手入れされた庭園露天岩風呂は、色鮮やかな緑に囲まれ爽快。