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マイントピア別子 鉱山跡地の観光スポット 天空に浮かぶ神秘的な鉱山遺産を見に行こう!

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更新日: 2023年12月27日

マイントピア別子 鉱山跡地の観光スポット 天空に浮かぶ神秘的な鉱山遺産を見に行こう!

マイントピア別子は愛媛県にある、銅鉱山跡に造られたテーマパークです。
約6万㎡の敷地に銅山の歴史を学べる観光坑道や砂金採りの体験施設などがあります。
本館がある端は出で場ばゾーンから約11km離れた東とう平なるゾーンには、大正(1916)年から昭和5(1930)年まで採鉱本部が置かれました。
重厚な花崗岩造りの貯鉱庫が残り、その威容から「東洋のマチュピチュ」とも呼ばれています。

産業遺跡として注目の銅のテーマパークへLET’S GO!

【愛媛】マイントピア別子ってこんなところ

別子銅山とは?

足尾銅山、日立銅山と並ぶ日本三大銅山のひとつ。1691(元禄4)年に、住友家が採掘を開始。一時は世界最高の産銅量を誇るまでになり、山中には鉄道が敷かれ、銅山で働く人のために学校が作られました。産出量は通算65万トン、坑道の総延長は約700kmにもおよびました。

別子銅山とは?

東平貯鉱庫跡
第三通洞経由で運ばれてきた鉱石と新太平坑、東平を結ぶ太東索道から運ばれてきた鉱石を、一時的に貯蔵していた場所。

めぐり方アドバイス!

見学は移動含め約3時間
2つのゾーンからなり、「東平ゾーン」「端出場ゾーン」とに分かれます。お互いは10kmほど離れた場所にあり、所要時間は車で約30分の距離。東平ゾーンへ続く道は細い山道で、悪天候時や冬期は通行止めになるので要注意です。

定期観光バスあり
端出場ゾーン発着の、ガイド同行でめぐるお手軽バスツアーでの観光もおすすめ。所要は約2時間。

マイントピア別子

住所
愛媛県新居浜市立川町707-3
交通
JR予讃線新居浜駅からせとうちバスマイントピア別子行きで20分、終点下車すぐ
営業期間
通年
営業時間
9:00~15:30(閉館17:00)、砂金採り体験は9:30~15:30(閉館16:00)、全て時期により異なる
休業日
無休、砂金採り体験は12~翌4月上旬の月~金曜、祝日の場合は開催(2月は第3月曜~1週間程度点検期間休)
料金
入場料=無料/観光坑道+鉱山鉄道=大人1300円、中・高校生900円、3歳以上700円/砂金採り体験(30分)=中学生以上650円、3歳~小学生550円/(障がい者手帳持参で観光坑道+鉱山鉄道料金2割引)

【マイントピア別子×観光】「東平ゾーン」

鉱山遺構が残る東洋のマチュピチュ

かつて別子銅山の採鉱本部が置かれた標高約750mの山中にある。社宅や小学校、娯楽場などもあり、1968(昭和43)年に休止するまで鉱山町として賑わいをみせ、最盛期には約5000人が住んでいました。当時の施設の多くは取り壊されましたが、索道基地跡などの鉱山関連施設は現存。見学しやすいよう、駐車場や遊歩道、トイレが整備されています。

※開園期間は3~11月となります

【マイントピア別子・東平ゾーン】東平歴史資料館

当時の町並みや学校の様子を再現したジオラマやパネルなどが展示されています。周囲には実際に使われていた坑道やレンガ造りの鉱山遺構が多く残されており、東平の歴史を学ぶことができます。

【マイントピア別子・東平ゾーン】東平歴史資料館

まるで坑道のような造りの資料館

東平歴史資料館

住所
愛媛県新居浜市立川町654-3
交通
松山自動車道新居浜ICから県道47号を東平方面へ車で18km
営業期間
3~11月
営業時間
10:00~17:00(閉館)
休業日
期間中月曜、祝日の場合は翌日休
料金
入館料=無料/銅板レリーフ体験=540円/

【マイントピア別子・東平ゾーン】索道基地跡

東平ゾーンを象徴する遺構。東平と端出場を結ぶ主要輸送機関(リフト)で、鉱石運搬はもちろん、日用品や郵便、新聞もこの索道で運ばれました。

【マイントピア別子・東平ゾーン】索道基地跡

【マイントピア別子・東平ゾーン】インクライン跡

東平へ運ばれた物資は、傾斜21度、斜長95mのインクライン(傾斜面を走る軌道)を通じて荷揚げされていました。現在は、220段の階段になっています。

【マイントピア別子・東平ゾーン】インクライン跡

【マイントピア別子・東平ゾーン】旧第三変電所

1904(明治37)年に建てられた当時のままの姿が残る。赤レンガ造りで、外観のみ見学できます。

【マイントピア別子・東平ゾーン】旧第三変電所

【マイントピア別子・東平ゾーン】小マンプ(東平隧道)

鉱山鉄道のトンネル跡。当時の鉱山関連機械をはじめ、住民も利用した「かご電車」などの実物展示が並んでいます。

【マイントピア別子・東平ゾーン】小マンプ(東平隧道)

【マイントピア別子×観光】「端出場ゾーン」

銅山をテーマにしたレジャー施設

1930(昭和5)年から閉山まで採鉱本部が置かれた場所に作られた銅山テーマパーク。約6万㎡の広大な敷地には、観光の拠点となるマイントピア本館をはじめ、銅山の歴史を学べる観光坑道、砂金採りや銅細工の体験施設などが点在。旧水力発電所などの産業遺産も見学できます。

【マイントピア別子×観光】「端出場ゾーン」

観光坑道までは鉄道で移動

【マイントピア別子×観光】「端出場ゾーン」

坑道内は夏でも涼しい

【マイントピア別子・端出場ゾーン】観光坑道

旧火薬庫を利用したアトラクション。坑道の入口までは、本館2階の「端出場駅」から、鉱山鉄道「別子1号」に乗って行こう。長さ333mの坑道内は歩いてめぐる。所要は約50分~1時間。入場料は1300円。

【マイントピア別子・端出場ゾーン】観光坑道

●江戸ゾーン
江戸時代の鉱山で働く人の様子や、銅ができるまでの流れを人形で再現。
音声が流れ迫力満点

【マイントピア別子・端出場ゾーン】観光坑道

●近代ゾーン
明治から昭和にかけての銅山の様子や人々の生活を巨大ジオラマで紹介。
ボタンを押すと人形が動く

【マイントピア別子・端出場ゾーン】観光坑道

●体験ゾーン(遊学ゾーン)
ドリルの穴あけ体験など、遊びながら鉱山について学ぶことができる。
子供に人気の索道ゴンドラ

【イントピア別子・端出場ゾーン】砂金採り体験パーク

専用のパンニング皿で砂をすくい、純度100%の金を採る。採れた砂金は持ち帰ることができます。

【イントピア別子・端出場ゾーン】砂金採り体験パーク

採った砂金をボトルに入れて、ストラップ(810円)にできる

【マイントピア別子×観光】「マイントピア本館」

ファミリーで楽しめる施設!

4階建ての館内には、レストランや温泉、売店などを備える。観光の拠点として利用しよう。

【マイントピア別子×観光】「マイントピア本館」

赤レンガ造りのマイントピア本館

【マイントピア別子・マイントピア本館】売店

本館1階にある売店。銅細工をはじめ、菓子や雑貨、地酒など幅広く扱う。限定みやげは要チェック!

【マイントピア別子・マイントピア本館】売店

銘菓 別子銅山1340円

【マイントピア別子・マイントピア本館】レストランもりの風

2021年3月にリニューアル。人気メニューは若鶏の醤油糀焼き。ほかにも多彩なメニューが楽しめます。

【マイントピア別子・マイントピア本館】レストランもりの風

一番人気の若鶏の醤油糀焼き1280円

【マイントピア別子・マイントピア本館】あかがねキッズパーク

温泉施設に併設。ベビーエリア(乳児用)、交流あそびエリア(低年齢用)、アクティブエリア(高年齢用)に分かれ、安心して遊ぶことができます。

時間:10:00~18:00(最終受付16:00)
利用料:0~小学生/2時間500円(延長1時間200円)、大人(中学生以上)/300円(延長料金なし)

【マイントピア別子・マイントピア本館】別子温泉〜天空の湯〜

「マイントピア本館」4階の温泉施設。露天風呂と岩盤浴が各2種追加、キッズパークも併設され、家族連れで楽しめる温泉施設になっています。

【マイントピア別子・マイントピア本館】別子温泉〜天空の湯〜

泡のカで・美肌効果や血行促進が期待できる炭酸泉・酸素泉(天然温泉)

マイントピア別子温泉

住所
愛媛県新居浜市立川町
交通
JR予讃線新居浜駅からせとうちバスマイントピア別子行きで20分、終点下車すぐ

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

旅行ガイドブックまっぷる&ことりっぷの瀬戸内エリアを担当。島旅やサイクリングといった瀬戸内らしい旅ネタはもちろん、雑貨や民藝などの手仕事ネタ、パンやカフェといったグルメネタまで、取材で見つけた素敵なモノ・コトを発信します。