更新日: 2024年10月22日
唐津焼の窯元へ行ってみよう! 窯元見学&ショッピングナビ
唐津焼は戦国時代末期が起源とされています。
江戸時代には「一楽、二萩、三唐津」といわれ、茶道の世界で珍重された歴史をもちます。
釉薬や文様の違いでさまざまな装飾様式があり、興味深い焼き物です。
近年は日常使いができるシンプルで手ごろな器を焼く窯元も増えた唐津焼。
窯元見学やショッピングを楽しんでみましょう。
目次
唐津焼の「絵唐津」「斑唐津」「蛇蝎唐津」の特徴はこちら
”唐津南蛮”の手法を生み出した名窯へ「隆太窯」
「唐津南蛮」という作風を生み出したことでも知られる中里隆さんと長男太亀さん、太亀さんの長男健太さんの親子孫三代が作陶に励む。唐津焼の名門、中里家の流れをくむ伝統的技法に創造性を加味した作品は、素朴でありながら存在感がある。
隆太窯の作品を買うなら「洋々閣ギャラリー」
明治時代創業の和風旅館、洋々閣には隆太窯の中里隆さん、太亀さんと「mono hanako」として独立した次女花子さんの作品を展示、販売するギャラリーがある。定期的に展示会も開催している。
隆太窯
- 住所
- 佐賀県唐津市見借4333-1
- 交通
- JR筑肥線唐津駅からタクシーで10分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~17:00(閉店)
- 休業日
- 水曜(唐津くんち期間は臨時休あり、盆時期休、年末年始休)
- 料金
- 唐津粉引網目蕎麦猪口(太亀作)=3780円/唐津粉引片口小鉢(太亀作)=2700円/黒釉・粉引箸置(太亀作)=648円/南蛮扁壺(隆作)=540000円/絵唐津鉢(太亀作)=16200円~/刷毛目片口(太亀作)=21600円/絵唐津角切向附(隆作)=10800円/
土のもつ個性を生かし、独自の世界観で作品をつくる「土平窯」
「土の顔(個性)を引き出す」の言葉のとおり、藤ノ木土平さんから生まれる焼物はどこか自由でのびやか。茶器や食器のほか創作性の高い作品を手掛け、唐津焼の新境地を開く。
土平窯
- 住所
- 佐賀県唐津市鎮西町野元1315-3
- 交通
- JR唐津線西唐津駅から昭和バス玄海エネルギーパーク(循環<大手口>)行きまたは玄海エネルギーパーク(石原)行きで19分、上石室下車、徒歩16分(タクシーでは19分)
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 8:00~17:00(閉店)
- 休業日
- 無休
- 料金
- コーヒーカップ=7000円~/六寸皿=15000円~(5枚セット)/
約430年の歴史を有する名窯「中里太郎右衛門陶房」
唐津藩の御用窯を務めた十四代続く唐津焼の名門。人間国宝の十二代は、古唐津伝統の「叩き」の技法を復興させた。新館には十三代と十四代の作品が並ぶ。
唐津で最大の割竹式登り窯がある「中野陶痴窯」
JR唐津駅の曳山像を制作した窯元。江戸期築窯の高さ約2.5mの唐津焼最大の登り窯が見学できる。手びねりやロクロ体験は、1日前までに問い合わせが必要。
電話:0955-73-8881
営業時間:18:30~18:30
定休日:無休
住所:唐津市町田5-9-2
アクセス:JR筑肥線唐津駅から徒歩8分
駐車場:無料
唐津焼の器でいただきます! ランチ&カフェ
ツガニ料理で名高い料亭「飴源」
姿煮、鍋、ぶつ切りを炊き込んだカニ飯などで味わうツガニ料理が名物。鮎に水飴をからませて焼く飴焼きは、初代から製法を守る。器はすべて特注の唐津焼。
飴源
- 住所
- 佐賀県唐津市浜玉町五反田1058-2
- 交通
- JR筑肥線浜崎駅から昭和バス細川(七山)行きで11分、五反田下車すぐ(タクシーでは6分)
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 11:00~19:00(閉店21:00、要予約)
- 休業日
- 第1・3・5火曜
- 料金
- 川魚コース料理=6771円~/川魚定食(平日のみ)=4633円/カニコース=6771円~/(サービス料10%込)
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【筆者】まっぷるマガジン編集部
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