更新日: 2023年9月26日
北川村で中岡慎太郎とクロード・モネに迫る 偉人の世界を体験!
高知市街から東へ約55㎞。四方を山々に囲まれた北川村は、幕末の歴史に名を残す中岡慎太郎のふるさととして知られます。
また、フランスの画家クロード・モネの庭を再現したフラワーガーデンがあり、この小さな村は、国も活躍の場も異なる2人の世界にふれることができると注目を集めています。
北川村へのアクセス
バス
土佐くろしお鉄道奈半利駅から北川村営バスでモネの庭まで10分(モネの庭バス停下車、バスは1日6便)、中岡慎太郎館まで20分(柏木バス停下車、バスは1日6便)
車
高知東部自動車道芸西西ICから国道55号・493号を車でモネの庭まで30㎞、中岡慎太郎館スポットまで34㎞
北川村「モネの庭」マルモッタンで絵画の風景と出会う
フランス印象派の巨匠クロード・モネが半生を過ごした、ジヴェルニーの自宅の庭をモデルに造られたフラワーガーデン。正式に「モネの庭」と名乗れるのは世界でもフランスの本家とここだけです。約3万㎡の園内に10万本の草花や樹木を植え、「水の庭」「花の庭」「ボルディゲラの庭」で構成。 “光の画家”モネが愛した光と色彩にあふれる風景をつくり出しています。モネをテーマにしたレストランやショップもありますよ。
クロード・モネ(1840~1926年)
草花を愛した"光の画家"
1840年、フランス・パリ生まれ。代表作は『睡蓮』や『積みわら』シリーズ。43歳で移り住んだジヴェルニーに理想の庭を造り、生涯を終えるまで、この庭をキャンバスに描き続けました。
北川村「モネの庭」マルモッタン
見どころ
ゆっくり散策しながら、色彩豊かな風景を楽しんでくださいね。ギャラリーから「花の庭」に続くオープンデッキでは、北川村の壮大な自然が眺めらます。
花のシーズン
「水の庭」のスイレンは4月下旬から10月下旬まで見られ、最盛期は7月下旬から9月中旬。青いスイレンは6月末頃から開花。5月下旬は「花の庭」のバラのアーチが見頃です。
コース
スイレンが咲くのは午前10時から午後2時頃。季節によって咲く時間が異なるので、春と秋は「花の庭」→「水の庭」→「ボルディゲラの庭」、夏は「光ボルディゲラの庭」→「水の庭」→「花の庭」の順で回るのがおすすめですよ。
【園内MAP】
北川村「モネの庭」マルモッタン
- 住所
- 高知県安芸郡北川村野友甲1100
- 交通
- 土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線奈半利駅から北川村営バス久木行きで10分、モネの庭下車すぐ
- 営業期間
- 3月1日~翌1月9日
- 営業時間
- 9:00~16:30(閉園17:00)
- 休業日
- 期間中火曜、祝日の場合は営業(12月26日~翌1月1日休)
- 料金
- 入園料=高校生以上700円、小・中学生300円/(身体障がい者手帳1・2級、療育手帳A、精神障がい者手帳1級持参で本人と介護者1名入園無料)
花の庭
画家のパレットを思わせる、色彩豊かな庭。頭上をバラのアーチが華やかに彩り、足元ではナスタチウムなどが咲き乱れています。
水の庭
目の前に広がるのは、モネの名作『睡蓮』さながらの光景。光と水、色とりどりのスイレンが調和し、美しい景色が広がります。スイレンはフランスの本家モネの庭から株分けされたもの。
ボルディゲラの庭
モネが地中海の旅で描いた作品がテーマ。オリーブなど地中海の植栽と、ユズなどの柑橘や菊といった身近な花木を取り合わせています。
休憩スポット
動乱の幕末を駆け抜けた中岡慎太郎に迫る
中岡慎太郎ヒストリー
1838(天保9)年、北川村の大庄屋である中岡小伝次の長男として生まれた中岡慎太郎。1861(文久元)年に土佐勤王党に参加するも、2年後に長州三田尻の三条実美の元に走り、討幕運動に身を挺しました。
その後は坂本龍馬とともに薩長同盟締結に向けて尽力し、薩長和解を現実のものに。数々の功績を残し、維新の礎を築いた慎太郎ですが、志半ばにして盟友龍馬とともに京都近江屋で暗殺されました。1867(慶応3)年、30歳のときでした。
北川村では生家を再現。生涯を紹介する資料館などゆかりのスポットが一帯に集まっていて、激動の時代を奔走した慎太郎の足跡をたどることができます。
中岡慎太郎像
若き日の情熱がほとばしる青年像
躍動感あふれる脱藩時の慎太郎像。中岡慎太郎館前に、生誕160年を記念して建てられました。理想に燃えた若き日の慎太郎をしのばせています。
中岡慎太郎像
- 住所
- 高知県室戸市室戸岬町
- 交通
- 土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線奈半利駅から高知東部交通室戸世界ジオパークセンター・甲浦行きバスで1時間、室戸岬下車すぐ
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 見学自由
- 休業日
- 無休
- 料金
- 情報なし
中岡慎太郎館
正義と志を貫いた慎太郎の生涯を紹介
慎太郎の功績をたたえる資料館。1階ではパネルとドラマ仕立ての映像で慎太郎の生涯をたどり、2階では慎太郎ら幕末の志士たちの遺墨や書画が見学できます。
中岡慎太郎館
- 住所
- 高知県安芸郡北川村柏木140
- 交通
- 土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線奈半利駅から北川村営バス久木行きで25分、柏木下車すぐ
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~16:00(閉館16:30)
- 休業日
- 火曜、祝日の場合は翌日休(12月28日~翌1月2日休)
- 料金
- 入館料=大人500円、小・中学生300円、未就学児無料/(団体20名以上は大人400円、小・中学生200円、北川村民無料、身体障がい者手帳1~2級持参で本人と介護者1名無料)
松林寺跡・中岡慎太郎遺髪墓地
幼い慎太郎が勉学に励んだ場所
中岡慎太郎館の裏手にある松林寺は、慎太郎が4歳のときに学問を学んだ禅寺。敷地内に中岡家の墓地があり、慎太郎の両親、妻兼の墓碑と並び、慎太郎の遺髪が納められています。
松林寺跡・中岡慎太郎遺髪墓地
- 住所
- 高知県安芸郡北川村柏木
- 交通
- 土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線奈半利駅から北川村営バス久木行きで約20分、柏木下車、徒歩3分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 見学自由
- 休業日
- 無休
- 料金
- 情報なし
中岡慎太郎生家
格式高い大庄屋の邸宅を復元
当時の庄屋の家によく見られた入母屋造りの茅葺きで、母屋は約30坪の広さ。移築後、文書をもとに1967(昭和42)年に復元されました。中岡慎太郎館からすぐの場所にあります。
中岡慎太郎生家
- 住所
- 高知県安芸郡北川村柏木140
- 交通
- 土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線奈半利駅から北川村営バス久木行きで20分、柏木下車すぐ
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~16:00(閉館16:30)
- 休業日
- 無休(12月28日~翌1月2日休)
- 料金
- 無料
慎太郎グッズあれこれ
いずれも中岡慎太郎館前顕彰会(金〜日曜のみ営業)で購入できますよ。
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