【四万十川】ドライブコース＆アクティビティを徹底紹介！楽しみ方をチェック！

津野町の標高1336mの不入山中腹を源流点とし、中土佐町、四万十町、四万十市を流れて太平洋へと注ぐ全長196kmの大河。21世紀に残したい日本の自然100選、名水百選に選定されています。おもな支流は35。中流域、下流域を中心にアウトドアスポットがたくさんあります。

カヌーやラフティング、遊覧船、シュノーケリング、ドライブなどさまざまなアクティビティが楽しめます。ただし、四万十川は流れが急な場所や深い場所もあるため、川で遊ぶ場合は基本的に関連施設や人のいる場所を選ぶのが安心です。

悠々と流れる四万十川に架かる沈下橋は、もっとも四万十川らしい風景。ほとんどの橋の上は車で通行できますが、景色をゆっくりと楽しむために歩いて渡るのもおすすめ。約200種類の水生動物が生息する美しい川で知られ、なかでも支流の黒尊川は透明度が高いことで有名です。

シュノーケリングで人気の黒尊川

沈下橋って？

増水時に橋が水中に沈下することを想定し、水の抵抗を受けにくくするため欄干をあえて作っていない橋。四万十川のシンボル的存在で、本流に22、支流に26あります。

天然の鮎やうなぎ、川えび、ゴリ、青さのりなど、清流に育まれた四万十川の幸は、塩焼き、唐揚げ、天ぷらなどシンプルな料理で味わうのがおすすめ。川の幸や周辺で栽培されるお茶、しょうがの加工食品など、おみやげも豊富にそろいます。

＜鉄道で＞
高知駅

⇩　JR土讃線特急 （指定席）+ 土佐くろしお鉄道・JR予土線普通列車で2時間15〜40分、4070円　（窪川駅で乗り換え）

江川崎駅

高知駅

⇩　JR土讃線・土佐くろしお鉄道特急（指定席）で1時間40〜55分、4940円

中村駅

＜車で＞
高知IC

⇩　高知自動車道で61㎞、55分

四万十町中央IC

⇩　国道56号・国道441・県道340経由で55㎞、1時間10分

佐田沈下橋

高知IC

⇩　高知自動車道で61㎞、55分

四万十町中央IC

⇩　国道56号・国道381号・国道441号経由で55㎞、1時間10分

四万十・川の駅 カヌー館

高知IC

⇩　高知自動車道で61㎞、55分

四万十町中央IC

⇩　国道56号・国道381号・県道55号経由で22㎞、30分

海洋堂ホビー館 四万十

＜アドバイス＞
電車の場合
●四万十川中流域へは江川崎駅、下流域へは中村駅が最寄駅。

●中流域へは川に並行してJR予土線が走っていますが、駅から流域の見どころへの移動手段が乏しいため、基本的には車でめぐるのがおすすめです。

車の場合
●四万十市と四国東部を結ぶ国道439号は全線にわたり狭路が多いので気をつけましょう。

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水車が回るのどかな風景に癒やされる

土佐藩山内家の家老、野中兼山が開発した用水路から、水田に水を汲み上げるために設置された水車が見られます。明治末期には約50基ありましたが、現在は観光用約15基が回り、往時をしのばせます。

風流な帆掛け船に乗ってのんびり川めぐり

明治末期から昭和30年代まで活躍していた帆掛け船を再現。風を感じながら川をさかのぼり、佐田沈下橋南の中州でひと休みして折り返します。情緒豊かな船で方言付きのガイドが楽しめます。

ここに注目
「舟母船」は古くから四万十川流域の交通手段として親しまれていた帆掛け船。多い時には1日100隻以上が行き交いにぎわっていました。

四万十川最長の沈下橋を車で渡る

四万十川に架かる沈下橋のなかでもっとも下流にあり、青い橋脚が特徴。中村駅から比較的近いため、一年を通して多くの観光客が訪れます。橋の上で車はすれ違えないので、渡る際には注意を。

ここに注目
全長291.6mと四万十川で最長の橋。幅4.2mの欄干のない橋を車で渡るのはスリル満点。

四万十を代表する風景を記念撮影♪

四万十川が大きくカーブするあたりにあり、周囲の自然に溶け込み美しい景観を作り出します。数ある沈下橋の中でもとくに有名な風景で、数々のCMやポスターに登場しています。

ここに注目
下流から周囲の自然に溶け込む沈下橋を眺めたり撮影したりしよう。

リバービューの道の駅で山と川の幸を味わう

道の駅に併設するとおわ食堂では四万十川流域の山や川の幸を生かした料理が楽しめます。特産の四万十和栗を使ったケーキが味わえるカフェも人気。

四万十川を眺めながら栗スイーツを味わう

道の駅 四万十とおわに併設するリバービューのカフェ。特産のしまんと地栗を使ったスイーツやしまんと紅茶が味わえます。

■おちゃくりcafe（おちゃくりカフェ）
住所／高知県四万十町十和川口62-9
電話／0880-28-5528
交通／四万十町中央ICから車で43km
営業期間／通年
営業時間／11:00～15:00、カフェは11:00～14:30（いずれも土・日曜、祝日は10:00～）
休業日／水曜

いたるところにフィギュアが！夢の世界に浸ろう

フィギュアで知られる海洋堂プロデュースのミュージアム。廃校になった小学校の校舎を改装した建物には、怪獣のフィギュアや有名造形作家の作品などが並び見ごたえあり！

ここに注目
好きなパーツを組み合わせる、ミニジオラマ作り体験ができます。

体験DATA
時間：10:30～、12:00～、13:30～、15:00～（所要1時間、定員各8名）
体験料：1650円 （材料費込）

川と一体になって遊ぶならコレ

四万十川のアクティビティーで人気ナンバーワン。流れが穏やかな中流域では、ビギナーでも安心して楽しめるポイントが多く、各施設には手軽に楽しめる体験コースや本格的な川下りコースなどが用意されています。

体験DATA
半日4kmカヌーツーリング
期間：通年
所要：3時間
料金：6000円（器材レンタル料込）
予約：要予約
ここで体験：四万十・川の駅 カヌー館

①【START】ツアー前にレクチャー

陸上で前進、バック、方向転換の際のパドルの操作方法を練習したあと、カヌーに乗り込んで水上レッスン。

②慣れてきたらツアー開始

水上でパドリングの練習をしたら、いよいよツーリングスタート。ここから下流に向けて川を下る。

③河原で休憩

スタートから4km地点の網代ポイントでひと休み。鳥の鳴き声や周囲の緑を眺めながらのんびりと。

④ツーリング再開！

ここからコース後半。流れにまかせ、景色を眺めながらゆったりと。この先に流れが速い“瀬”が待っている。

⑤急流ポイントに突入！

白波が立つ瀬は流れが速くてスリリング！ 流されないようしっかり漕ぎ、無事クリアできたら気分は最高。

⑥【GOAL】岩間沈下橋に到着

四万十川で一番の絶景スポット、岩間沈下橋のたもとがゴール。おつかれさま！

船で四万十川へ繰り出そう！

ゆったりと流れる清流を40分から50分の船旅で楽しめます。四万十川と緑に囲まれた流域の風景は格別。運が良ければ貸切ということも！

体験DATA
遊覧船（現在休止中。再開未定）
期間：通年
所要：約40分
料金：2000円
予約：予約制
ここで体験：四万十・川の駅 カヌー館

スリル満点の急流下りにチャレンジ！

四万十川をよく知る地元のインストラクターがガイドし、中流域を川下り。緩急のある川の流れをゴムボートで下るのはスリリング。岩場で飛び込んだりなど、川遊びもできます。

体験DATA
ラフティング
期間：4～10月
時間：9:00～、13:00～
所要：約3時間
料金：1艇1万4300円（1艇5人まで。ガイド料、器材レンタル料等込）、保険料1人200円
予約：予約制
ここで体験：ふるさと交流センター

マイナスイオンを浴びながら大冒険

滝が連続する浅瀬の多い小さな支流で、苔むした岩の間を散策。膝まで水に浸かりながら、どんどん上流へ歩き、時には泳ぎ、時には滝に打たれて進んでいきます。

体験DATA
沢歩き
期間：4月下旬～10月上旬
時間：9:30～、14:00～
所要：2時間
料金：6500円（装備品レンタル込）
予約：予約制
ここで体験：四万十楽舎